2012年12月18日

Japan X Bowl

前日の甲子園ボウルに続いて、これも熱戦・好ゲームとなったJapan X Bowl。試合はどちらも譲らない好ゲームで、それでも4Q残り3:34でオービックに攻撃権が移ったときには、これで勝負あったと思ったけれど、そこから鹿島が意地のTDを獲得して3点差まで追い上げたのは素晴らしい。

フットボールでは、"Discipline"という事をよく言って、これは「練度」という意味もあるし、もう一つはそれに裏付けされた「規律・統制」という意味もあるんだけど、どちらもよく実践されていたと感じる2チームでした。自分達がミスをしたようなとき、相手に思わぬ得点やビッグプレーを許してしまったときでも、焦らず慌てず冷静に次のプレー、次のシリーズを実行出来る精神力とでも言うべきか。

鹿島はスターターQBが故障で出場出来ず、控えQB無しの状態で試合に臨まなければならないけれど、いわゆるワイルドキャット(QB以外の選手、多くはRBがQBのポジションに入る隊形)のバリエーションを入れて、QBの負担と試合中の怪我というリスク低減を図っていて、これがよく機能していました。オービックは、流石にこれまでの名選手達に疲れが見えた感じがしたけれど、その分MVPを獲得したRB原選手のように新人が活躍していて、こういう世代交代・新陳代謝も滞りなく進むところが、強豪チームの強さの秘訣なんだろうなぁ。

放送もライブで見たのだけれど、録画したビデオをもう一度じっくりと見直して、強さの秘訣を是非確認してみたいと感じる良い試合でした。今シーズンも、残り試合は学生チャンピオンの関西学院大と社会人チャンピオンのオービックが対戦する、お正月のライスボウルのみ。関学が今年のお正月の雪辱を果たすのか、オービックが今年も不敗神話を残してシーズンを締めくくるのか、これも見逃せない試合になりそうです。

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