あちこちで話題になっている、さかもと未明氏の機内で泣き止まない赤ちゃんに対してのクレームを綴ったコラム。タイトルは「再生JALの心意気」と、まるで復活中のJALへの応援歌みたいな印象を与えているし、確かに最後は何かJALへの提案みたいな文章でしめくくっているけれど、なんかアリバイ作りみたいな構成で不愉快。で、本人自ら
「魂の入った格好いい乗務員、社員を育て上げ、日本人の素晴らしさを発信してほしいな。それこそが、破綻に対する本当の責任の取り方であるはず。「乗客のわがままにも精いっぱい応えなきゃ」と変な気を使ってばかりいたら、もったいないよ。」
と書いているけれど、本当にそうなることを望むのであれば、排除されるべきはルールを守らない本人で有り、責められるべきは航空法違反を犯し、無用な騒ぎを起こしたこの人でしょうね。
狭い空間に大勢の人が同居し、さらに途中下車とかできない状況で長時間移動しなきゃ行けない「飛行機」という空間は特殊だとは思います。列車なら、最悪降りちゃえばいいわけだし、それなりに広い車内を移動してもいいわけだし。でも、ある意味「泣くのが仕事」の赤ん坊に対して切れても仕方ないだろう、と。最近はコスト削減の影響で見かけなくなったけれど、昔は機内で耳栓を配布してくれたりしましたよね。あれを使えばかなり低減されるだろうし、今なら大体携帯音楽プレーヤーのイヤホン・ヘッドホンもあるだろうし。いゃ、機内AVシステムのイヤホン位はあるだろうし。私も何度も同様の状況に遭遇したことはあるけれど、それなりの対応をするのが「大人の態度」だと思います。
で、音ならまだ対応出来るけれど、もっと困るのが「臭い・匂い」。体臭もそうだけど、妙にコロンとか香水を振りかけて載ってくる人って、結構いますよね。まさか呼吸を止める訳にいかず、こっちの方が個人的には「迷惑」だと思います。以前、USからの帰国便で、通路を挟んで反対側に子連れの男性が座っていたんですが、この人の足が凄く臭くて、離陸後暫くしてどうも靴を脱いだらしく、凄い臭いが周りに立ちこめました。隣に座っていたアメリカ人達もざわざわしたくらいで、ほんとその時には「あと10時間もどうしよう」と真剣に悩んだけれど、誰かCAさん経由でクレームしたんでしょう。どうもトイレで洗ってきたらしくて、しばらくするとぱたりと臭いが消えました。
体臭等は、その人の体質もあるのである意味仕方ないところもあるけれど、許せないのは密閉空間に入るというのに、コロンとか香水の類を振りかけてくる人。これって完全にマナー違反だと思う。せめて、いつもより軽くするとかそれくらいのマナーは必要なはずで、そう言うことも考えずに搭乗してくる乗客は、泣き叫ぶ赤ん坊以下ですよね。
仮に、自分がこの機内に同乗したとして、私が「このさかもと氏は、着陸時の安全運航を犯し、しかも幼児虐待行為も行った」とJALにクレームしたら、果たしてJALの対応はどうなるんだろうか。少なくとも、自分で自分を「クレーマー」と認識している人は、今後乗せないで欲しいですね。クレーマーの我が儘な行為に寛容になるよりは、それに巻き込まれる同乗者の迷惑の方を重視して、場合によっては搭乗拒否するのが、「安全運航」を最優先するべき航空会社として正しい対応だと思う。
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