2012年9月26日

中華民国

尖閣諸島を巡って、中国側が力を誇示しつつもちょっとは抑制した行動を見せている中、台湾からは漁船が60隻とか70隻とか尖閣諸島に突入。で、「ここは中華民国の領土だ」と言ったらしいけれど、これに対して中国(中華人民共和国)は何か言わないのだろうか。彼らの理解としたら、尖閣諸島は自分達の領土であるように、台湾は「台湾省」であって「中華民国」という国は存在しないわけだから。台湾省の国内の人間が「中華民国」と言っていると言うことは、彼ら(=中華人民共和国)にしてみれば「国家転覆罪」にも相当するんじゃないだろうか。だって、「中華民国」とか「R.O.C(Republic of China)」と書いただけで、ペナルティーになるわけだし。まぁ、中国の意図は日本は圧力を加えて屈服させることだから、台湾の話は二の次三の次なんだろうけど。

で、さらに力を誇示すべく、ロシアから購入した「ワリヤーグ」改め「遼寧」が正式に就航しましたね。エンジンがディーゼルエンジンで、カタパルトもスキージャンプ式で、文字通り「張り子の虎」空母らしいけれど、これをわざわざ東シナ海辺りに遊弋させて、圧力を掛けるのか。まぁ、日本とか米国とかロシアとか、これまでの試験航行時に音紋採取とかしているんだろうけど、実際に本当の戦闘が始まったらいの一番に沈没されそうですね、この空母。で、さらに自国産空母2隻を制作中とのことだけど、昇竜「中国経済」も危険水域にさしかかっているときに、そんなところにお金を掛けて大丈夫なんだろうか。そうで無くたって、宇宙ステーション屋ら深海探査船やら金食い虫があるのに。

「領土」という意味では譲歩は出来ないけれど、漁業協定で台湾とはある程度手を結べないですかね。それで中国に対しての圧力にもなると思うし。でも、時々尖閣諸島に来て貰って「中華民国」と叫ぶ映像が世界に流れるのも、それはそれで圧力になっていいかもしれない。

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