2012年9月16日

メンタリティ

中国各地で勃発し拡大する様相を見せている「反日デモ」。まぁ、最初は「あの国のメンタリティはこんなものだから」なんて言う感じでニュース映像何かを見ていたんですが、気勢を上げるくらいまでは良いんだけど、暴徒化して店舗やデパートを破壊したり略奪行為をするようにまでなってくると、正直怒りもあるんだけど、結局は可哀想に思えてきますよね、あの人達が。

「デモ」って、自分達の場合は製品紹介の意味で使う「デモ(Demonstration)」が多いけれど、辞書何かで引いてみると、最初に出てくる訳語は今回の様な「示威行為」という意味。「示威」の意味は「自分の思うままに振る舞うこと、気ままな考え」という意味ですけど、だからといって物理の的な破壊行為まで許されるかというと、それはもう「暴動」と言うべきですよね。「示威」ならば、気ままではあるけれどある程度のコントロールの下にあるけれど、「暴動」となるとこれは実力行使、抑制がきかないレベルなわけで、ここまでエスカレートさせてしまった中国政府としても、今は為す術が無いんじゃ無いだろうか。彼らとしても、日本に対してのプレッシャーのつもりで利用しているんだろうけど、それって一歩間違えば自分達に戻ってくることは十分承知していると思うんだけど。

例えば、日本でのデモと言うと少し前の(今もやっているのかな)「反原発デモ」が最近では最大規模のデモなわけですが、これは今は少し変わったけれど、当時は原発をある程度は維持しなくてはいけないと言う国の施策に対して国民が「反対」を意思表示しているデモ何ですよね。それに対して中国のデモは、国が「尖閣諸島は中国のもの」と言っているのに、さらにデモをして「そうだ!そうだ!」と「賛成」する意思表示のデモ(暴動?)をしている。日本人と中国人の考え方の違いもあるんだろうけど、普通「賛成」なら、そのまま黙っていれば良いというのが日本人的考えですよね。それから思うと、どう見てもこういう中国とか、あるいは韓国の竹島関係のデモって変だなといつも感じるわけです。そういう風に考えていると、わざわざ「賛意を示さないといけない」生活環境って、それって独裁者に忠誠を誓うのと何が違うのかなとふと思ってしまい、だからこそ彼らが可哀想と言う思いが出てくるのかも。

最終的には何らかの結論を出して決着を付けないといけないんだろうけど、でもその課程に於いてはいろいろな考えとかアイデアを出してベストは無理でもベターな着地点を模索するのが「現代政治」だと思うんですよね。まぁ、昔ながらの面子重視の国民性もあるんだろうけど、外からこの様子を見ている中国人はどう考えているのか、彼らも複雑な気持ちなんじゃないだろうか。

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