2012年9月16日

25%と0%、だけど...

原発依存度は2030年代までに0に」と言った翌日、枝野経産相が現在建設中の3原発については、それを取り消さず建設を継続するという話をしたというニュース。勿論、元々の「0」が、本当に無しなのか、ある意味象徴的な「0に近いくらい」という意味なのかという疑問はあるけれど、でもそれならそれでもう少し言葉の選び方があっただろうと思うんだけど。

大体、一日過ぎて、ちゃぶ台をひっくり返すようなことを言うことは、事前に分かっていただろうから、それならそれでちゃんと事前にそう言うことを言えば良いのに、本当に朝令暮改みたいなものですよね、こういう政策というのは。マニフェストの例を出すまでも無く「ゴール設定」と「達成度」が重要なわけですが、その為には先ずは最初にどんなゴール設定をするべきかが重要。簡単に実現できるような安直なものでは無く、でも実現不可能なような無意味な設定でない程度に高い有意な目標設定をしないといけないわけですよね。それが、全く出来ていない。うちの会社では、そうやって一年に一度目標設定とその達成度をマネージャーがインタビューして、その度合いで翌年の給料が決まるわけですが、結構厳しいですよね。自分の実力不足で出来ない場合も有るし、それこそ予想外なトラブルとか別の理由で影響を受けてこちらがとばっちりを受ける場合も有るし。ほんと、自分がマネージャーでレビューする立場だったら、「もう一回設定しなおしてきてね」と言って突き返します(笑)。

原発だから注目が集まるんだろうけど、それとは別の視点で生活基盤の一番基本的な「エネルギー政策」という意味で、もっとちゃんと現実的で日本の再生に役立ち、そして出来ればそれが次の日本のキラーコンテンツになるような方向を、もっとちゃんと決めなくては。何か、あと少しで責任が無くなるから、今は当たり障りの無いことをやっていれば良い、なんていう無責任な雰囲気を感じてしまいます。

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