2012年8月18日

繋がらない携帯

もう衣類や靴並に、普通に日常生活の必需品となった携帯・スマホ。だから、先日のdocomoの事故もそうだけど、通信障害なんて発生するとかなり困ります。通信障害では無いけれど、地下とかトンネル内とか電波が到達しにくい場所についても、やはり困ります。先日もEX-ICの予約変更をしていたら、地下路線に潜ってしまい慌てたことがありましたが。ただ、最近ではそう言う環境にも中継装置が整備されて改善されてきているので、以前ほど気になることは無くなりましたが。

で、先日も奈良で中学生の団体による遭難騒ぎがありましたが、これも引率者が携帯を過信していたのが原因と言ってもいいかも。都市部は、バックボーンも走っているから中継基地局の増設も何とかなるけれど、過疎地域とか山間部に基地局を設置するのは大変ですし、谷や渓谷部分などはそれでも電波が到達しない場所がおおいだろうし。今のように携帯が普及する以前は、アマチュア無線機を持っていったりしましたが、それでもアンテナ設置や開けた場所を探すのに苦労した物ですし。

登山もそうだし、何か旅行する場合でも、万が一のことを考えて十分準備することが必要。高校時代の恩師がよく言っていたのが、「最悪の場合を想定して最善の策を準備しろ」ということ。当時クラブのマネージャーをしていたので、それこそ移動手段の確保や食事や怪我をした場合のバックアップやら、まぁ曲がりなりにも今「PM」と言われる仕事をそれなりに何とかこなせているのも、当時の経験があるからかなと思うんですが。勿論、安全係数を何倍にすれば大丈夫という保証は無いし、お金にしても時間にしても労力にしても限界があるわけですから、どうしたって100%のバックアップは無理。そう言う限られた条件の中では、どうしてもある部分は理想的な仮定を立てて負担を軽くしたりすることが必要。例えば、天候がほぼ晴と特定できそうなら、その前提で準備するとか、特に長い距離移動するわけでは内のなら、そのトラブルは低く見積もるとか。そんな条件の中で、携帯はいつでも繋がる・使えるという暗黙の条件が生きてしまっているのは、これは現在の隠れたトラブル要素なのかも。その点、そう言う無意識な安心感には注意したいですよね。

例えば、スマホでオンラインチェックインが出来ても、一応紙物でも控えを用意しておくとか、最悪そのオンラインデータを参照できるような手段やキャプチャーを手元に残しておくとか。そう言う意味では、「Cloud」の世界というのは、ネットワークが100%信用できると言う全体の世界なので、ちょっと不安を感じますね。それが、Cloudに100%移行できないジレンマの正体なんでしょう。

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