2012年7月2日

メガソーラー

昨日7月1日から再生エネルギー買取制度がスタートし、それ合わせて全国各地でメガソーラーや風力発電ややらの開始のニュースが一杯掲載されました。そんなにメガソーラーってあったの、っていうくらいに。一方で、通常の電力使用量に大体80円/月位の再生エネルギーサーチャージも付加されるわけで、これって仮に今の再生エネルギーが原発を置き換えるくらいになったら、どのくらい値上がりするんだろうか。仮に、今の再生エネルギーの発電総量が現在の10倍になっても80円のままなのか、10倍とは言わないけれど5倍とか値上がりするんだろうか。

で、脱原発のためにこれから再生エネルギーを、と言う話をよく効くんだけど、原発がベース発電として一定の出力供給を前提(というか、それしか出来ない)とした発電なのに対して、天候で大きく発電量に差が出る再生エネルギーが代用になるというのはちょっと甘いのでは。精々、地熱発電くらいなら可能性はあると思うけれど。これから夏の間は、それなりに発電量も得られそうだし、成果が出ると思うけれど、秋になり台風シーズンとか、冬になって日が出ない季節が続くと、どの程度の効果があるのか疑問ですよね。家庭用のソーラーは、最悪発電できなくても一般の電源供給を受けて切り替えることは出来るけれど、これらメガソーラーの目的は一定の電力供給をする、ということなんですから。ほんと、蓄電池とかエネルギー貯蓄の研究がもっと進んで、余裕のあるときに充電して、必要な時に放電出来るような仕組みが出来れば、この手の山谷が大きい発電方式でも間に合うんだけど。

いずれにしても、多くの補助金をベースにしたビジネスモデルなわけだから、無駄なお金は使わない様な仕組みをちゃんと入れて欲しいですよね。あと、国内メーカー優遇措置くらいは入れないと、価格だけは安い中国メーカーがいつの間にか日本の基幹発電を担っていたなんて言う、笑えない話になりそうだし。

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