「iPhone、iPad、スマートフォン、どれも持っていないという人は、今日から人生を悔い改めていただきたい」と、Softbankの孫社長が講演会で話したそうですが、100%該当してしまう私は、頭から水を被らないと行けないのだろうか(40代後半しか分からないギャグだな、これ)。
記事でしか分からないから、どの様な内容の話かは分からないけれど、でも、iPadとiPhoneを武士の大小脇差しに例えるところって、どうだろう。小刀って、あくまで本来の刀が使えないときのバックアップであって、多分ここで言いたいだろうTPOに合わせて大小のデバイスを使い分ける、と言う話とは違うと思うんだけど。
また、この人は昔から誤解を与えるような言い方をする気がするんですが、確かにiPhoneやiPadはAppleのSteve Jobsが生み出した素晴らしいデバイスだとは思うけれど、重要なのはそれらのデバイスが何か有益な情報を生み出しているわけでは無く、あくまで情報の出入り口と言うだけなんですよね。勿論、間口が広がるから、これまでアクセスしたことの無いような分野や内容の情報にもアクセス出来るようになるけれど、より広がった情報の海の中で、何が正しくて何が間違っているか、それが判断出来る情報に流されないスキルを持たないと、結局はiPhone/iPadに遊ばれるだけなんですよね。どんなに良い刀を持とうが、それを扱える力と技量が無いと勝てないのと同じ。
そう言う意味で、最初の言葉って、よくある危機意識を煽って購入させる違法販売の謳い文句のようにも聞こえてしまう。それに、プラチナバンド(900MHz)対応にしても、確かにiPone 4SやiPad3は対応しているみたいだけど、既存の多くの機種は未対応なわけで、それがあたかも使えるような言い方はどうだろうか。実際は、新しい機種のユーザーが新しいバンドに移行すれば、混雑している既存バンドのユーザーにゆとりが出来る、と言う話のはずなんだけど。SMAPのCMもそうだけど、イメージ戦略は上手いですよね。ADSLモデム無料配布の頃から。それもビジネスツールの一つだとは思うけれど。
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