毎度お馴染み、PCWatch山田祥平氏のコラムから、時系列データの扱い方について。最初にSkyDriveの同期でファイル名について書かれているけれど、昔よりは大きく改善されたとは言え、未だにファイル名に特殊文字や特種記号を使っていて、非互換のエラーになることがありますよね。私なんか、昔からの習慣がまだ残っていることもあるけれど、そう言うことが嫌なので、未だに自分が作成するファイルのファイル名にはAlpha-Numericしか使いません。使う記号も、アンダーバー("_")とハイフン("-")くらい。ピリオド(".")も、ファイル拡張子と紛らわしくなるので使わないし。さらに、少し前までは、昔のDOSファイルとの互換性を保つために、8+3の形式をキープしていたし。これは流石に最近ではロングネームがどこでも使えるから、そこまでは固執しませんが。でも、OSによって大文字小文字の違いを見る人がいるから、それには注意しています。
で、コラム後半のタイムラインの話ですが、TwitterやFacebookなんかの違和感(新→旧という表示方法)は、確かに私もいつも感じている物。本当ならば、既読部分を原点に、そこから新しい記事へ遡るのが1番自分にとっては自然かな。でも、同じような時間軸表示になっているメールについては、確かに違和感を感じていません。これは、昔からの慣れもあるかもしれないし、あと自分が使っているメールクライアントでは既読と未読が分かるので、それによって自分の既読位置も把握できるし、そこから新規に追加されたデータ(メール)の流れも把握できることで、TwitterやFacebookのような違和感を感じないんでしょうね。
最後のまとめにもあるように、多分人間として自然と感じるのはQueue (FIFO)の考え方でしょうね。これは、実時間が不可逆的であることも関係している気がします。それに対して、最近のインターネットツールはStack (LIFO)で、近々のものからまず処理すると言う考え方。これは、一つは時間の流れが速くて、どんどんいろいろな上が積み重なり、とても過去に遡って処理していくことがむずしくなってきたもあると思うし、意地悪な言い方をすれば、その人の能力として現在を中心に手を広げられる範囲が狭くなってきた、とも言えるかと。勿論、情報量はどんどん増大していくから、全体の量は逆に増えているのかもしれないけれど。ただ、それってちょっと危険な気もしますね。自分の視野がどんどん狭くなっていることでもあるから。「温故知新」とまでは言わないけれど、不十分な前提に基づく結論が量産されそう。最近、いろいろな活動で、感情的とか衝動的な反応が増えているのも、もしかしたらそんなことが理由かも。
ところで、プロのライターさんに突っ込んでしまうけれど(笑)、「でも、コンピュータの世界には先に入ったものが最初に取り出されるスタックという考え方もある。」の「先に入ったもの」は、多分「最後に入ったもの」の間違いじゃ無いかなぁ。LIFO (Last In First Out)だから、Stackは。
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