空港内に入り、SQのSilverKris Loungeを探すんですが、場所がよく分からない。結局暫くウロウロして、入国した4Fから連絡通路みたいな殺風景な3Fに下りて、さらに一番奥の方に位置していました。SQのCAさんの看板が角角に置かれてはいるので、それがある程度目印にはなるんですがちょっと分かりにくい場所にあります。
一応"SilverKris Lounge"と名付けられているけれど、規模的にはかなりこぢんまりしたもの。この日の最終便となる、自分も搭乗するSIN行きが21:00出発ですが、その前20:30で閉店になるみたい。すでにたっぷり夕食とアルコール(焼酎)を注入済みに、お腹も空いていないので、ナッツを肴にワインをちびちび舐めて時間を潰しました。搭乗開始が20:30からなので、20:15分頃にはラウンジを出て、搭乗ゲートに向かいます。
ラウンジのある区画を抜けると、大きな吹き抜けみたいな建物の中に、建設現場でよく見る足場を組み立てたような区画二出ます。ここにずっと搭乗ゲートが並んでいます。かなり空間を贅沢に使ったデザインと言うか、何か飛行機の格納庫か宇宙船の内部みたいな印象です。夜なので、外は室内の明かりが反射して見えないのですが、昼間ここに来たらまた違った光景が広がっていて面白そうな雰囲気ですね。
車いす用の長いスロープを下ってもう一つ下のフロアーに下りると、待合室エリアの手前でボーディングパスをスキャンして中に入る仕組みになっています。ここで、ホテルで印刷したボーディングパスを手渡してスキャンすると... 赤のランプが点灯してブザー音が。普段なら、「おっ! インボラか!」と喜ぶんですが、すでに2クラスのビジネスクラスなので上がる理由は無し。で、GSさんが「こっちに来て」と横に誘導されると、ターミナルに何か打ち込みボーディングパスに確認の判子を押すと私に戻してくれて、笑顔で"Welcome."と。うーん、何があったのかよく分からないけれど、とりあえず飛行機には乗れそうです。実は、これがこの後のトラブルの序章になるわけですが...
待合室エリアに入り、斜め前に座っている中華系グループの団体の、喧嘩しているような大声の会話に少々うんざりしつつ搭乗開始を待つと、程なく優先搭乗が開始。機内に入ると、往路とは事なり復路はボックスタイプのシート。ここでも、私の前の席に座っているのは日本人らしく、また新聞も再び日経が登場したりと、日本人も結構利用している路線であることを伺わせます。
水平飛行に入ると直ぐにミールサービスがスタート。帰りも、メインがビーフ、ポーク、シュリンプの3種類有り、私は酒の摘みになりそうなシュリンプを選択。結構大ぶりなエビのむき身が5つくらいガーリック風味で炒めたもので、食べ応えはかなりあるんですが、如何せん飲み食いした後なので、ワインの当てで少しつまむ程度。ミールを戻すときに、殆ど手を付けていないような状態だったので、CAさんが「お気に召しませんでしたか?」みたいな事を言うのので「いゃ、夕食食べた後なので、美味しかったですよ」とは言ったんですけど、何か悲しそうな表情だったのが申し訳なくて...
この復路のフライトは、ほぼキャビンが満室でしたが、サービスは滞ることは無く非常に快適でした。流石評判の高いSQという感じ。ただ、最初見たときには感激したSQのボックス型のシートですけど、横幅やシートピッチは十分なんだけど、シート操作のボタンが使いにくかったりと、やはり古さを感じさせますね。
復路もフライトタイムは2時間弱の短距離フライトですから、食事の後少しウトウトしているともうシンガポール到着です。ほぼ定刻通りに、T2のゲートに到着。すでに日付は変わって16日になっています。早朝のUA882はT3からの出発なので、すぐにSkyTrainでT3に移動。で、この日の仮眠場所となる、T3の真ん中あたりにある"Transit Lounge"に向かいます。(続く...)
こんにちは
返信削除短距離フライトだと座面を「前に」倒してフルフラットベッドにするということがないでしょうから、このシートの本当のよさが体感できなかったのではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除おっしゃるとおり、飛行時間が短いので、ざっと見回した限りではフルフラットにしている人はいませんでしたね。座り心地は、最近のUAのフルフラットシートよりもよっぽど良いと思いますし、前後左右の余裕も十分ありますから、せめてNRT-SFO程度の太平洋横断線あたりで経験すると、かなり印象は違うでしょうね。