Bangkok滞在二日目。夜の21:00発のフライトでSingaporeに移動するので、そこからこの日の予定を逆算して、11:00頃にホテルをチェックアウトして昼食を挟み午後市内観光をすることに。正直、この日も朝から暑いし、兄弟揃って仏像とかそう言うものに興味はないので、特に行きたいところもないしなぁと昼食(あっ、これも和食のお店だった)を食べながら相談。結局、誰もが知っているWat Pho(ワットポー)の「大寝釈迦仏」(日本では別名「宮迫の嫁」-笑)を見に行くことに。
ホテルのある場所付近からBangkok市内を横断するように車で移動すること約30分。その間も、この日はソンクラーンの水掛合戦Bangkok市内最後の日ということで、昨日以上に朝から水掛が激しいように感じます。さらに、王宮地区に近づくと渋滞も酷くなっていきます。最後は、まぁ王宮の周りを車で一回りして帰ろう、とまで言い出す始末でしたが、何とかWat Phoに到着。「1カ所くらいは観光するか」と二人で出かけることに。
入り口近くで入場券を100Bで売っていたけれど、どこかでチェックしているわけではなく、しかも後でみたらミネラルウォーターのボトルがもらえると書いてありました。知らなかった。まぁ、「お布施」と思えば良いか、と。で敷地内は人でも凄いし、建物などの色彩も凄い。日本の寺社仏閣はモノトーンの印象が強いのですが、こちらは南国と言う事もあるんでしょうか、金色を中心に原色の色彩が溢れています。
途中、身体のツボを書いたマッサージの壁画を観たり、石を積み上げて作ったような仏塔を観たりと、本命の大寝釈迦仏のある本堂を遠回りに回り込むようにして敷地内を見学。観光客が多いのも確かですが、熱心にお祈りする人も沢山いて、心のよりどころなんだなと実感する場所です。
外を歩いてかなり暑さにも疲れてきたので、本堂の大寝釈迦仏を観ることに。しかし、ここが一番混雑していました。本殿の入り口で靴を脱いで中に入るんですが、この列がなかなか動かない。やっと中に入り暫く歩いて、やっと大寝釈迦仏のご尊顔を拝見することが出来ました。ここからぐるっと反時計回りに釈迦仏の周りを一周することになります。
意図的なのか、建物の構造上仕方ないのか、こういう風に柱と柱の間から金色の大寝釈迦仏を拝むわけですが、自分達も含めて観光客はひたすら写真撮影に終始。途中、小さな仏像が祭られた場所があり、そこは地元の人達だと思いますが、タイ式正座(日本の正座から、お尻を左側に落とした感じの座り方)で、一生懸命拝んでいる姿はちょっと感動的です。
自分達も観光目的で訪れているのにこういうことを言うのは変ですけど、観光目的では無く、信仰のために地元の人達にのみに開放すべき場所のように感じますね。まぁ、いろいろ理由はあるとは思うけれど、金色の大寝釈迦仏を観光目的に観るのは、ちょっと申し訳ない気がする雰囲気です。
その大寝釈迦仏の大きな足の裏。バラモン教の宇宙観が、緻密な螺鈿細工で書かれているんですが、その精緻な作業にはちょっとエンジニアの端くれとして感動。じっと見ていると、何かのデータフローを図式した物、あるいは集積回路のパターンのようにも見えてきます。個人的には、この螺鈿細工に今回は一番感動し、印象深い体験になりました。
この後、大寝釈迦仏の後ろ姿を拝みつつ後頭部部分に戻り拝観は終了。靴を履き、外に出るとまた暑い日差しが戻ってきました。(続く...)
0 件のコメント:
コメントを投稿