2012年4月11日

蛙の面に...

世間の批判・非難を感じないのも、ある意味大物の印なのか? でも、ふと頭に浮かんだのが「蛙の面に...」の諺。まぁ、蛙に失礼か、それでは(笑)。で、同行した大野参議院議員は、以前テレビなどで中東問題の専門家としてよく見た人で、ここに今回の訪問の意味やその後の報道に対してのコメントを書いています。外交なんて、魑魅魍魎の世界であり、嘘と陰謀と正義が混在している複雑な世界なわけで、素人がとやかく言えるものではないと思うけれど、それでも思うのが「なんでルーピー鳩山なの?」という、至極素朴な疑問。この時期に、このタイミングで行く必要が有るかという疑問もあるけれど、もうちょっと担ぐ人を考えないと、意図が伝わらない気がします。相手は、百戦錬磨なイランでもあるわけだし。

外交とまで行かなくても、人と人のつきあいを考えると、日本人は困ったときに来てくれるのは助けてくれる人と性善説的に思いがちだけど、海外だと困ったときには人の弱みにつけ込んでくる性悪説というのがデフォルトな気がします。自分がこれだけ相手のことを思っているのだから、相手も同じくらいこちらのことを思ってくれるだろう、というのはよく聞く話だけど、それって逆の意味で自分の考えを相手に押しつける「迷惑な誤解」でもあると思う。少なくとも交渉ごとで楽観的な考えは禁物なわけで、まずは最悪の結果を想定して最善の準備をするのがビジネスの王道。それを「愛」とか「友愛」といって解決できると思っているのは、単なる夢想家で有り、実務力のない人間の詭弁にしかすぎないと思いますね、ほんと。

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