2012年4月8日

Atom in Car

IntelのLow Power CPU "Atom"が、車載情報機器プラットフォームに採用されるという記事。昔仕事で、車の組み込みシステムをちょっとかじったことがあり、一般的なPCよりもさらに厳しい使用環境を聞いて、大変だなと思ったんですが、Atomで大丈夫だろうか。"Atom"と聞くと、どうしても初期のNetbook(この言葉も、もう死語だなぁ)をイメージしてしまい、それ故処理能力不足というイメージがつきまとってしまうんですよね。

この記事では、日産の高級車「Infiniti」へ搭載するシステムを紹介していますが、例えばワンボックスカーとかステーションワゴン、さらにはキャンピングカーみたいな、家族とかグループで利用する車に、飛行機のインフライトシステムみたいな感じで、小型LCDを座席に付けたり、オンデマンドで音楽や映画が配信できたり、みたいな事はやらないんだろうか。それこそ、NOTTVとかもっとTVのサービスと組み合わせれば、移動中の娯楽として面白そうなんだけど。勿論、iPod/iPadに入れた映像なんか再生出来るようにするし。LTEがもう少しカバー率が上がれば、それこそストリーミング再生だって可能になるだろうし、あるいはテレビ電話機能みたいなことも可能になるだろうし。

ただ、最近のdocomoのTV-CMで、スマホをカーナビにして使うバージョンが有りますが、あれをみると、車載システムとしてわざわざ組み込む必要は無いんじゃないかという気もするんですよね。勿論、運転管理用システムの組み込みは必要だけれど、エンタテイメント用、ナビゲーション用等のシステムは、もうスマホとかiPadで十分じゃないかという感じがします。カーナビなんかも、もう自分でデータを持つ時代じゃなくて、走行している場所の付近のデータを、その都度ダウンロードすればいいわけだし。LTE網が整備されたら、そんな話も決して夢でなくなる気がします。スマホなら、NFCを内蔵していれば、それをイグニッションキー代わりにも出来るだろうし、ますますスマホの重要性が増しそうな気がする。

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