2012年3月15日

折り紙

昨日3月14日のGoogleは、こんな感じで折り紙でロゴが掲載されていましたが、折り紙の故吉澤章氏の誕生日を記念してのロゴとのこと。「折り紙=Origami」も、結構国際語になっていて、海外でもよく見ますが、そんな一人、スイスの折り紙職人、シッポ・マナポ氏の作品も凄いですよね。
以前テレビで、日本の折り紙職人の人が動物とか昆虫を織り込んでいる様子を見たことがありますが、「折り紙」というよりは「織り込み紙」と言うべき感じで、一枚の紙を少しずつ織り込んでいくような感じで、「折る」という印象は全くなかったですね。一枚の紙から切れ目は作らずに作品を様々な形に創り上げていくのは、制限がある中での自由度を求めている感じがして、何か俳句とか日本のやけに細かなところに拘る製品作りにも通じる物があるような気がします。

ただ、個人的には、ここまでリアリティを求めた「折り紙(織り込み紙)」ってどうだろうかという気もします。やはり、子供の頃に折り方を教えて貰った、冑とか折り鶴とか、昆虫でもここに掲載されているようなリアルな物ではなく、もっと単純なシンプルな物があったと思うんですが、ああいう「シンプル化・単純化」の美というのも「折り紙」の価値だと思うんですよね。そういう意味で、昔ながらのもっと単純な折り紙のコンセプトというか「イメージ」みたいなものがもっと製品に生かされたら、日本の製品がまた一つステップアップ出来るような気がする。

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