2011年11月5日

火星旅行

長期宇宙旅行を想定して、閉鎖環境で520日生活していた実験が無事に終了したという記事。2年後にはISSで同様の実験を行うと言うことですが、やっぱり重力のあるなしは大きいんじゃないだろうか。地に足がついているだけで得られる安心感は大きい気がするけれど、それを克服できる人が宇宙飛行士になれるんだろうな。

実際に火星旅行をするとなると、どれくらいの規模の宇宙船が必要になるんでしょうね。人一人だけじゃ二年近い孤立空間で我慢できないだろうし、人数が多くなればそれだけ食料や消耗品も大量に必要になり、コストも掛かるだろうし。スタートレックのフードレプリケーターはいったいどうやって食料を供給していたのか(笑)。

中国では、無人とは言えドッキングに成功し、後何年かしたら自前の宇宙基地ステーションを作る勢いだけど、日本の場合はどうするんだろうか。個人的欲求では、やっぱり有人飛行に夢を感じるけれど、日本の得意芸であるリモートコントロール技術やセンサー技術を活用した無人探査という手もありそうな。「ハヤブサ型無人探査衛星」を国家プロジェクトとして進めるのも面白いかも。ただ、今の日本の財政状況を見ていると、中々そうも行きませんね... 中国だって、あんなにお金を使う余裕は無いと思うんだけど、大丈夫なんだろうか。高速鉄道だって、事故をきっかけに無茶な投資が問題になり、90%近くも小路が止まっているとの話ですが、宇宙開発も人民軍主体で進めているとはいえ、その予算だって限られるだろうに。方や空母を作り、最新鋭戦闘機を作り、ICBMを作り、そして宇宙ステーションですからね。GDPは日本と同じくらいだけど、人口は日本の半分とか言うならまだしも、日本の10倍の人間がいるのに良いんだろうか。やるのは勝手だけど、とばっちりがこっちに来るのだけは止めて欲しいなと切に思うところです。

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