昨日の夕方、夕食のためにリビングに行くと、母親から「テレビが映らなくなった」とのクレームが。食事をするテーブルの横に、20インチくらいの小型の液晶テレビを置いてあるんですが、確かに黒い画面になっていてなにやら表示が。「何とかカードを入れろみたいな事が書かれている」と言うのでよくよく見たら、B-CASカードを挿入してくれというメッセージが表示されています。このテレビ、もう2年くらい前に購入して毎日食事の時には付けているものなので、B-CASカードもちゃんと入っています。カードのスロット、どこだったかと思いながらテレビのフレームの上部を触ってみると、かなり熱くなっています。丁度触った部分が、B-CASカードのホルダー部分だったので、一度電源を落としてからカードを取り出し、もう一度挿入して電源をいれると、今度はちゃんと画面が表示されます。
原因ははっきりしないものの、このB-CASカードのソケットって、かなり緩い感じがしますよね。うちには何台かテレビやHDDレコーダーがあるけれど、PCMCIAとかCF/SDメモリーなどの「挿入系デバイス」に慣れていると、入れたときの手応えも心許ないし、実際ちゃんと接点が保持されているのかもよく分からない。カードが入っている状態でも、カードががたがたするような状態ですし、なんであんな緩い設計になっているのか昔から不思議でした。
もう一度、B-CASカードの入る周辺を触ってみたんですが、バックライトや電源系のデバイスが固まっているのか、結構熱い状態。ファンレス構造なので、発熱しやすいものは筐体の上部に持ってくるのが自然だとは思うけれど、ちょっとここまで熱くて大丈夫なのか、それが心配。しかも、それがB-CASのすぐ近くにあるので、若しかしたら熱暴走みたいな事が発生したのかなと心配になったんですが。あるいは、振動でカードの接触不良が発生したのかもしれませんが、いずれにしてもちょっと様子を見ないと。でも、最近のデジタルデバイスは、曲がりなりにも私みたいな多少は知っている人間がいる家は良いけれど、そうでない家庭などではこんな事が発生したら困ってしまいますよね。B-CASについては、カードの存在自体が問題という話もあるけれど、なんでこんなややこしいことを始めたのか、ほんと困りますね。単に個体識別したいなら、本体のシリアルナンバーとか使えば良いだけだし、例えば有料放送などのコントロール用として使いたいなら、契約した人間に配布すれば良いだけの話ですし。ほんと、困ったものです。
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