2011年5月30日

待っていた製品?!

こんな製品を待っていた!」というタイトルが付いた、一般紙のIT関連記事。docomoのカメラ付き携帯携帯付カメラ「L-03C」なんですけど、記事に書かれているように「これは凄い」というのにはちょっと抵抗があるなぁ...

「内蔵カメラ付き携帯」なんて言い方をしなくても、一部企業用モデル等を除けば、一般的に販売されている携帯にはもうカメラが付いているのが普通な時代。まぁ、そういった「多機能」過ぎる点が、日本のカメラを「ガラケー」と言わせている理由の一つでもあるんだけど、その中でもカメラに特化しようという点は「有り」だと思うんですよね。例えばワンセグ携帯なら、画質や音に拘るように、やはり携帯でもちょっとでも綺麗に写真を撮影したいと思う気持ちを持つユーザーも多いだろうし。でも、ここまで来たら「コンデジ別持ちした方が便利じゃん」と思ってしまう。レンズは沈胴式だから普通に使うときはこんなに出っ張らないとは思うけれど、ちょっとバランスがわるそう。

私も多少はカメラを弄るからレンズの重要性はよく分かるし、出来るだけ大きいレンズの方が有利だとは思うけれど、携帯に内蔵するレンズには、一眼レフやコンデジとはまた違ったデザインというか性能が必要だと思うんですよね。出来るだけ小型で、軽量で、そこそこの解像度があってという「携帯に入っているから必要」なカメラとしてのスペックが。例えば、どうしてもカメラとして最高級な機能が必要ならば、メモリーカードにSIMカードや携帯の機能を組み込んでしまって、それをデジタルカメラに挿入すると携帯機能がデジタルカメラ上で使えるようにするとか。最近のデジタル一眼でも動画撮影とか出来るから、マイクやスピーカーは入っているし。

試みとしては良いと思うし、こういう試行錯誤が出来ないとエンジニアとしても面白みがないし、新しい製品も出てこないのも事実。ただし、その中から成功するのは、いわゆる「千三つ」なのが、エンジニアとしては辛いところですよね。

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