2011年5月26日

たこ足配線

名古屋で起こった痛ましい火災事件ですが、パソコン利用のたこ足配線からの出火が原因という記事でちょっと身につまされます。一応自分もパソコンや周辺装置をそれなりの台数日々利用しているし、さらにはテレビやHDDレコーダーなど複数台利用しているので、人ごととは思えないでね。

在宅勤務を始めるに辺り、今の作業部屋兼自室を増築したんですが、その時に注意したことの一つが電源の確保。長方形の部屋の各壁四カ所に、四口の電源口を確保してそこからOAタップで分電するようにしています。一番怖いのが、コンセント部分に埃が溜まってトラッキング現象で引火することなので、掃除するときには何回に一回かは必ず注意するようにしています。最近の家電だと、コンセントの根本部分を絶縁して、トラッキングが起こりにくいようにしているものがありますが、あれはよいアイデアですよね。でも、だからといって埃まみれで使いたくはないし。今回の名古屋の場合、複数のパソコンを接続していたようなので、もしかしたらトラッキングではなく、一つの口に複数の機器を接続して容量オーバーでショートしたのかなとも思いますが、結構一般の方って平気でどんどん分岐して家電製品を繋いで使いますよね。うちも、私が自宅に戻るまで両親とかが平気でたこ足配線をしてテレビとかスタンドとかドライヤーとか使っていたので、戻って先ず最初に実行したのがそれらの快勝作業。新しく延長コードやOAタップをかってきて、全部配線をやり直しました。でも暫くしてみると、やっぱり手元にあるとそこにどんどん繋ぎたくなるのか、またプチたこ足配線状態になるので、さらにOAタップを追加したり配線接続をやり直したり... 結局一年くいらかかりました、自宅のたこ足配線状態解消には。

オフィスの配線だと、床を底上げしてその下に電源ケーブルやネットワークケーブルを引き回して自由に必要な場所に電源口やネットワークコネクターを設置できますが、流石にそれを一般家庭でやるのは大変。ただ、もう少し自由にコンセント口の増設とか位置変更とか出来るような家設計が出来ると、もしかしたらこういう事故も減らすことが出来るのかも。例えば鴨居部分にマスターの電源配線が仕込まれていて、ここから必要な場所にOAタップを接続してコンセント口をドロップダウンできるとか。当然、コスト高になり安全性も新たに確認する必要があるけれど、無接続充電・配電が出来るまでは、そういうことを考えることも必要かも。

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