2011年5月15日

タブレットのキーボード

富士通が発表した2011夏モデル。いろいろなメーカーからタブレットが登場していますが、富士通は「キーボード付きタブレット」を今回投入。別に富士通だけでなくて、他のメーカーでも外付けキーボード付モデルなんかもあるので、別に富士通だけがどうのこうのと言うつもりはないけれど、そろそろタブレットに関しては「物理的キーボードは付けない」というルールを作ってはと言う気が最近しています。

勿論、これまでのPCユーザーからの移行を考えたら、慣れたキーボードは必須なわけだし、今のところ文字入力に置いてはキーボードが標準的I/Fであることも事実なんですが、それをそのまま継承していては、結局タブレットって、薄型軽量PCの範疇から出ることが出来ないと思うんですよね。

携帯電話の場合、もともと数字(電話番号)しか使わない前提で10キー配列が決まっていて、その後携帯メールやWebアクセスなどの機能が追加されてきたために、10キーに無理矢理平仮名入力やアルファベット入力をアサインして、それに伴い独自の入力機能も開発されています。それでも、(標準)キーボード入力が欲しいというニーズがあるから、スマートフォンみたいなデバイスも登場してきたけれど、そこでまたキーボードに回帰してしまう。個人的には、携帯での文字入力はキーボードに慣れた身としては正直苦痛だけど(最近それでも少し慣れてきたけれど)、でも携帯電話からスマートフォン(iPhone系のスレートタイプ)が登場したとき、「これって片手で軽快に入力できるようなI/Fが生まれてくるかも」と期待しましたが、今のところそれらしい物は殆ど見ません。 タブレットも同じような位置づけにあると思っていて、だからキーボード入力ではない、もっと別の「何か」を訴求して欲しいんですよね。しかも、携帯電話の時と違って、タブレットはSWキーボードで、基本的にどんなデザインでも機能でもSWで実現可能なはずなんですから。

次のブレークスルーを、何処かのメーカーあるいはSW会社でも良いから実現してくれないだろうか。JustSystemなんか、結構良いポジションにいると思うんだけど...

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