2011年5月23日

スポーツ2題

この週末、浜松に注目が集まったスポーツが二つ。

一つは、冠スポンサーが付かないトーナメントとして注目された「とおとうみ浜松オープン」。男子ゴルフと言えば、何が何でも「石川遼選手」。最終日までに4打差だったかな、流石にちょっと厳しいかなと思ったけれど、ちゃんと最後には優勝争いに絡んでくるのは、やっぱりこの選手、何か持ってるよなと素人でも感じます。このトーナメント、来年以降も続くのか分からないけれど、スポーツイベントの少ない地元に是非定着して欲しいところです。

で、もう一つが、bjリーグの浜松・三河フェニックスのリーグ2連覇。今年は、震災で途中から不参加になったチームもあるので、勝っても余り喜べないかもしれないけれど、地元をフランチャイズにする唯一のプロスポーツチームですからね。畑は違うけれど、スポーツマネージメントやチームマネージメント何か、ちょっと興味があります。

アメリカの場合、NFL/NBA/NHL/MLB等、プロスポーツチームのフランチャイズを持つことが、都市としてのブランドだったりステータスだったりするわけで、1部(トップチーム)は無理でも、その配下の2部、3部チームでもいいからフランチャイズ権を獲得したいという地方都市も多くあります。日本の場合、そこまでは行かないけれど、Jリーグはそれに近いかなと思います。ただ、それに続くスポーツが少ないというか殆ど無いのが問題。アメリカの場合、日本のような「企業チーム」は存在しないので、自分たちで利益を上げないといけません。だから、観客動員が少なくなったり施設が老朽化すればフランチャイズの移動なんていうこともあるわけですし。

日本の場合、長く企業スポーツ文化が続いていたから、どうしてもプロ野球以外ではまだまだ足りない部分が多くあります。そういう意味で、bjリーグ入りを決めたフェニックスが、あえて地元の反対を押し切って浜松・東三河というダブルフランチャイズを決定した事は、リスクもあったけれど賢明な判断だったように思います。それで、実際に成績もトップレベルを維持しているわけですしね。とおとうみ浜松オーブンも、冠スポンサーに頼らない開催を実現して、まだまだ苦労は多いだろうけど、新しいトーナメント開催方式として是非全国に広げて欲しいですし。ゴルフとバスケット、内容も規模も違うけれど、是非地元に根付いて続いて言って欲しいものです。

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