2011年3月23日

サマータイムよりはシエスタ

現在の倍近い電力需要が想定される、夏場の電力不足対策でサマータイムやフレックスタイムを導入してはという話。フレックスタイムは、会社単位で始業時刻や終業時刻を分散させれば効果はあるかな。個人単位だと、結局会社の就業時間が長くなるだけのような。同じような理由で、サマータイムも導入しても、電力需要のピークが一時間全体的にシフトするだけで全部の消費量はあまり変わらない気がするなぁ。

やっぱり重要なのは、お昼頃から午後にかけての電力ピークをいかに下げるかですよね。ここを下げないと、意味がない。そこで思いついたのは、日本でも「シエスタ(Siesta/午睡)」を取り入れたらどうだろうということ。つまり、これまで12:00前後に取っていただろう1時間のお昼休みを、2時間とか3時間にすることで、お昼の電力ピークを下げて分散させること。で、増えた1時間とか2時間に関しては、給与計算に含まない代わりに、社員は自由に出来るようにする。例えば、その2時間でスポーツクラブとか習い事に通っても良いし、3時間あれば場所によっては一旦帰宅して食事をして、何て言うことも可能かも。お昼の時間帯も分散するから、同じようにこの時間帯にピークになるだろう、食堂とかレストランのエネルギー消費も平準化されるだろうし。

社員にしてみると、一日の拘束時間が長くなるから嫌がる人も増えるかもしれないけれど、期間限定と言うことでその当たりはある程度の強制力を持たせる必要があるかも。でも、仮に12:00から15:00の3時間があれば、その間に通院したりお昼しか空いていない金融機関とか公共機関にも行けるだろうし。逆に、業務終了が遅くなることで、例えば子供を預けている人などは困るかもしれないので、そういう人にはフレックスタイム等を利用してもらったりお昼休みを短くすることで、影響しないようにする必要はあるでしょうね。

いずれにしても、去年のような猛暑になるとエアコン需要が一気に跳ね上がるからどうするんだろう。今年だけは、農作物への影響も気になるけれど、冷夏になることを今から祈るばかりです。

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