2011年2月17日

ほんまでっか!?

バラエティ大好きな自分にとっての最近のお気に入り番組の一つが、CX系列水曜日21:00から放送されている「ほんまでっか!? TV」。いつも、怪しげな「評論家」の先生方の胡散臭い蘊蓄に「ガハハ」と笑って過ごし一時間なんですけど、昨晩はちょっと違う内容でした。

番組の一コーナーとして、「xxxが伝えたいTop 5」みたいなコーナーがあります。で、昨晩は教育評価の「尾木ママ」がモンスターペアレントのTop 5を解説したんですが... 確か3番目の話だったと思うけれど、「ネグレクトタイプ」の話を聞いた時には、ちょっといたたまれなくなりましたね。要するに、子供に対して興味がない、虐待タイプの親なんですけど... その話は、最近でも時々事件になって聞く話なんですが、その中でちょっと落ち込んでしまったのが、そんな鬼のような親でも、ごくたまに子供に食事を作ってやったり、何か優しい言葉を子供に与えると、それが子供にとって喜びになり、日頃の虐待を虐待と感じずに親の関心を引こうと従順になると言う説明。番組の中でも言っていたけれど、監禁されて痛めつけられても、ちょっと優しくされるとそれがとっても凄いことのように感じて相手(=犯人)を信頼してしまうような事と同じで、それが子供だからさらに深く刷り込まれてしまうんですね。

時間の都合で、実はTop 1とTop 2は来週放送に回ったんですが、ここまでの三つだけでももう頭がクラクラする内容なのに、残り二つはどれだけ凄い話なんだろうか。最初の二つが、修学旅行に親がついてくる過保護だったり、朝起きられないから子供の向かえに来て欲しい・モーニングコールをして欲しいという学校依存症だったり、迷惑だけど「馬鹿な親だなぁ」でまぁすんでいただけに、この直接子供に対しての暴力はいたたまれないですね。確かに、自分が子供の頃と比べると今の時代はかなり違うなという気はするけれど、子供が変わった訳じゃなくて親や保護者が変わってきているわけですよね。番組で話題になっていた、小中学生位の子供がいる世代と言うと、大体自分よりも一回り下くらいの世代だと思うんですが、うーん何かあったなぁ...

何となく思いつくのは、この世代が生まれて育ったのは、70年代から80年代の高度成長期で、何でも手に入った時代。ところが、物心ついて「大人になったら」なんていう事を考え出すときにバブルが弾けて、以後今にも続く暗い時代を過ごしてきた。そのギャップというか、落差の大きさが何か関係するんだろうか。

少子化が叫ばれて久しく、その原因として出産後の女性の職場復帰の難しさや、保育園等の不足が言われているけれど、なんかもっと根本的な部分が狂ってきているように感じる番組内容でした。私の知り合いで学校の先生(小学校、中学校、高校、大学)は何人もいるけれど、彼らはどう言う毎日を送っているのか... 最後は「ほんまでっか!?」の「ほ」の字も出ない状態だったけれど、ため息も出ないかもしれない。

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