2011年1月8日

産業スパイ

日産・ルノーのEV関連技術情報が盗まれた、というニュースを最初に聞いたときに、冗談半分で「まさか中国が産業スパイしたんじゃないの」と思ったんですが、なんかそれが冗談でなくなってきそう。記事中、「日産社内には「根幹技術は特許を取っているから影響ない」との見方もあるが、」と書かれているけれど、こと中国に渡ってしまえばそんな特許とか関係ないことは、すでに新幹線で証明されてますよね。多分、一年もしないうちにこの技術を利用した中国国内メーカーのEV車が搭乗するんじゃないだろうか。「完全国内技術製EV車」として。

ただ、これまでのパターンだと、技術協力とかして技術を盗用したりとか、あるいは中国系エンジニアが情報を漏らすというパターンだったのが、今回はルノーの幹部も含めてどうもフランス人(?)が漏洩に関与したというのがよく分かりませんね。なんだろう、何か弱みでも握られたんだろうか。ちょっとしたスパイ小説がかけそうな気がする。いゃ、笑い事ではないけれど、仮にこの件に中国が関わっていたとすると、少し雪解けしつつあったEUと中国の経済にも影響するんだろうか。ただ、停滞するEU経済立て直しのためには、巨大な中国マーケットは必須条件なので、そこまで踏み切れない気もしますけどね。

しかし、フランスとかEUよりもこの手の情報管理に甘い日本は、大丈夫なんだろうか。そっちの方が心配似なりますね。

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