2010年12月26日

時効でいいの?

どうしても納得できない、前首相の「子ども手当」の話。事項のため、1億3千万円が還付されたという記事ですけど、納税義務云々もそうだけど、その戻った1億円余りの使い道はどうなったんだろうか。その戻った分は「収入」となるんでしょうかね? だって、一度「支出」しているんだから、そうなると税金の計算とかどうなるだろうか。

新聞記事だけを鵜呑みにするわけではないけれど、「知らなかった」ということで「悪質な不正行為ではない」と判断されたと言うことですけど、私も確定申告をしたことがあるけれど、とてもそんな理由で済まされないと思うんですけどね。一種の、三角取引みたいな金銭授受をすれば、ダメ元で合法的に納税回避が出来る、とも受け止められるように感じます。

例えば、この戻ってきたお金を、何かの慈善事業に寄付するとか、何かの基金を作るとか、もともと無くなったお金だから別の有意義な目的に使うならまだ分かるのだけれど、この件では結局取材してみなければ戻ってきたことすら分からない状態で、本当に自分のしたことを反省しているのか、分かっているのか甚だ疑問。ちょっと勘ぐれば、引退するつもりで先に税金を払ったけれど、引退撤回をした今今後の政治活動に資金は必要なので、この1億余りの「埋蔵金」はこれ幸いとか思っているんだろうか。

さらに言えば、もう一人の鳩山さんにも同じように還付されているわけですよね? そちらはどうするんだろうか。あれだけ、「クリーンな政治」とか「政治と金」とか言っていながら、実際に自分がそういう立場になると歯切れが悪いというか、往生際が悪いというようにしか見えない気がする。

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