2010年12月5日

浮動アクセスポイント

金曜日の夜、新横浜駅で体験した不思議な現象... 少し早めに下り方面の新幹線ホームに上がり、風も強かったのでホーム上の待合室へ。珍しいことに幾つかイスが空いていたので、その一つに座ります。隣の男性誌が、パナのLet's noteを使っていたので、何となく「あっ、ここでも無線が届くかな」と自分のThinkPad X200sを取り出して見ます。Windows7が機動してAPを探すと、UQやHotSpotやYahooBB等いくつも発見。一番強いシグナルで60%位だけど、特に問題無いレベルなので早速いつものようにYahooBBに接続してLog-inしようとするんですが、何故かLog-inがタイムアウトで終了。そのうちにコネクションも切断されてしまい、もう一度アクセスポイントをスキャンすると、さっきまで見えていたUQ/HotSpot/YahooBB等が見えなくなり、どうも個人PCのMac Addressっぽいものが幾つか見えるだけ。あれ? さっきまでのAPはと不思議に思っていたところでひらめきました。

場所がホーム上なので、新幹線が3分間隔くらいで入ったり出たりしていますが、その中にはN700系も。どうやら、この車両からの漏れ電波をさっきまで拾っていたようです。だから、N700系が出発してしまうと見えていたAPも消えてしまったと言うことでは。もう一度、次のN700系が入ってくると、確かにさっきまで消えていた車内で利用可能なISPの名前が出てきます。うーん、残念だけどなかなか面白い現象だなと感心してしまいました。この「新幹線のホーム」、別の現象も経験しています。ホーム上で携帯電話を利用することがありますが、新幹線車両が入ってくるととたんに電波状況が悪くなり、それまでアンテナ3本あったものが、1本切り切れくらいまで利得が減少。通話ではなく、i-modeとかだと使えなくなることもあるんだけど、あんな状態で大丈夫なんだろうか。今では、国内での携帯電話カバー率はほとんど100%近いんだけど、結構こういうブラックホール的場所が都会なんかでは多いのかも。

地下街とかの、元々電波が届かない・届きにくい場所なら、レピーターとかつければ解決するけれど、新幹線ホームのように、巨大なノイズ発生源=新幹線が来るような場所では、レピーターを増設しても駄目だろうし。で、不思議なことに、新幹線車内に入るとそんなことはなくて普通に、走行中でも使えるんですよね。停止・発信する時のノイズが電波障害になっているんだろうか。不思議で面白い現象ですが、いずれにしても新幹線ホームでは無線・ワイヤレスは鬼門ということですね(笑)。

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