金星探査衛星「あかつき」は、逆噴射の失敗で金星軌道投入作業は失敗。残念でしたねぇ。うーん、まぁ上手くいくこともあれば失敗することもあるわけで、結局そういう部分を埋めるためには成功以上に失敗を重ねて経験則を積んでいくしかないんですよね。どんなにシミュレーション技術とか信頼性技術が上がっても、こればっかりは試してみないと分からないし。
で、どうも問題の部分は噴射口関係と見られることから、6年後の再挑戦もちょっと心配ですね。「はやぶさ」の場合は時間も距離もあったからゆっくりと進路変更することも可能だったけれど、今回の場合は惑星軌道遷移のために短い時間での強力な逆噴射が必要ですから。仮に6年後の金星投入が失敗しても、その間に運用技術とか別の観測技術とか、出来るだけKnow-Howの蓄積をして、将来の衛星開発に向けての準備にも活用して欲しいところ。
そうそう、「はやぶさ」の時にはもう地球から観測できないような遠い宇宙空間での話だったけれど、こんかいの「あかつき」は、金星が明けの空・宵の空に見える度に「いま衛星・あかつきがxx年後のために、金星に向かっているんだ」と話題になる可能性も高い。ある意味、そういう話題性を維持できるということも、ビジネスという観点から見れば重要。日本の科学技術振興のためにも、こういうピンチもチャンスに生かして欲しいですね。6年間も「あかつき」で引っ張れると思えば(をぃ)。
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