2010年12月2日

げげげの~

ユーキャンの「新語・流行語大賞」。うーん、トップ10の言葉を見ても、どうもピンと来ない。例えば「食べるラー油」なんていうのは、新語ではあるだろうけどどちらかというと新商品としての話題の方が大きかったと思うし。「新語」という部分では納得するところもあるけれど、「流行語」という部分ではどうだろう。「該当語無し」という雰囲気。タイトルも「新語・話題語大賞」と言った方がしっくり来ますね。

しばらく前までは、こういった「ことば」はマスメディアが中心に誕生していたわけだけど、最近ではネットで生まれたことばが非常に多く含まれているのが特徴ですよね。それも、一昔前のようないわゆる「2ch語」だけではなく、SNS等で生まれたような言葉が表に出てきて、それがいつの間にか増すメデイアに取り上げられメジャー化するような。「イクメン」とか「女子会」なんていうのは、そういう言葉じゃないだろうか。となると、もともとその言葉が誕生した母体というかベースがそれ程大きくないので、そこから飛び出したとしても結局同感出来る層も限定されてしまうような気がしますね。昔のようにな、マスメディアが中心に新語とか流行語が生まれていたときには、日本人全体が対象でそういう言葉が選別されてきたわけだから、最後に残った言葉はそれこそ日本人全員が知っている・使っているような言葉になるわけですから。

ところで、大賞は「ゲゲゲの~」なんですが、本家の「ゲゲゲの鬼太郎」とNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」以外に今年流行った「ゲゲゲの~」っていう言葉、ありましたっけ? 朝ドラどころか、HNKなんて殆ど観ないから、「ゲゲゲの~」が大賞と言われても、全くピンと来ない今年の言葉です、自分にとっては。それって、世の中からずれていると言うことだろうか... いゃ、それも「多様性」の一つと自分を納得させることにしよう(笑)。

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