2010年12月13日

10代のパソコンと携帯

朝日新聞の記事から、東大の調査によると10代のネット離れが著しいという話。記事中掲載されている利用時間のここ五年の変異を見ると、ちょっとショックですね。40代というのは、大体仕事を始めてパソコンを使い出した世代で、この辺りがパソコンに対しての抵抗感があるかどうかの境界線だと思います。30代と言うのが、大体物心ついた頃からパソコンが周りにあり、それが普通だと思っている世代で、さらにそういう環境が整っていた20代の利用時間に近づいているのは、ここ五年で若い世代が入ってきたこともあるんだろうなぁ。だから、五年後に同じ統計を撮れば、今の10代が流入してくるから、多分20代のグラフも下降するんじゃないだろうか。

10代にとっては、携帯電話が生活の中心ですからね。一つは、自分専用の情報端末として常に持ち歩けること。さらに、ここ数年にいろいろな携帯サービス特に携帯ゲームが増えて、わざわざパソコンに移行しなくても必要な情報なり娯楽が得られる要になったことなんだろうなぁ。

ただ、そうなると次の一日のメデイア利用時間でテレビが多いというのがちょっと不思議。思いつくのは、地デジやBSデジタルによる高画質化がここ数年進んでいるから、携帯動画等で我慢できないような場合にテレビに集中するんじゃないでしょうか。例えばAKBとかのアイドルとか。携帯のワンセグ機能とか利用頻度は高いのかちょっと気になります。携帯の画面では物足りないので、プロジェクター型で大画面に投射できるタイプとか、外付けモニタータイプとか言う携帯が登場したらそっちに流れる可能性はあるのかな?

「パソコンは立ち上がりが遅い」、もうこれを何とかしないと、数年後にはパソコンは個人ユーザーから駆逐されているかもしれない。iPadがブームになっている理由は一つや二つではないと思うけれど、やはり直ぐに使えることは大きな理由の一つだと思います。例えば、直ぐにエンジンが掛からない車とか、直ぐに明るくならない電灯とか、直ぐに水やお湯が出ない蛇口なんて誰も使ってくれないのと同じように、図に使えないパソコンなんて、カバーを開ければ直ぐに画面が表示されてメールが打てる携帯の的ではないのかも。

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