2010年10月26日

ZAGAT本

海外のレストランガイドに"ZAGAT"があります。日本では"Michelin"が有名ですけど、Michelinがランク付け(三つ星)した高級店の紹介なのに対して、ZAGATは利用者が食事・内装・サービスといったポイントで評価するもの。日本で言えば、食べログみたいなシステム。馴染みのない海外で、それなりにリーズナブルで美味しくて雰囲気の良いレストランを探すときには重宝します。で、そのZAGATの日本版の本が昨日届きました。

何となくMichelinを想像させる縦長・赤系の表紙を開くと、今回は東京・横浜のレストラン編でしたので、有名店が利用者が付けたポイント評価とともにあいうえお順に掲載されています。実は、これまでオンラインのZAGATはよく使っていたんですが、印刷物で見るのは今回が初めて。しばらくページのはじめの方から順番にお店の評価と一言コメントを読み出したんですが... 使いづらい orz 読んでいると頭が痛くなります。大量の情報を詰め込んでいるので、印刷に使用されている文字のサイズも小さいということもありますが、使い勝手が悪すぎます。

例えば、我々がレストランを探すときには、まずは地域で絞ったり、レストラン/料理の種類で絞ったりという「検索・分類」作業をしますが、それが出来ないので結局大量の情報から目的の情報が直ぐに見つからないイライラ感が募るばかり。例えばUNIQLOに買い物行けば、右が女性用、左が男性用、手前がTシャツやシャツ類で、奥にはジャケットや厚手の上着やパンツ類。一番奥にはまとめて靴類がある、とこう分類されているし見れば分かるので自分の欲しいものを置いている場所に直ぐに行ける。でも、これがバーゲン会場のように全部がごったに配置されていたら、多分入り口あたりをちらっと見てお仕舞いだろうなぁ。それと同じ感じ。

オンラインと書籍では、目的も表示方法も違うので、それらを同一に比較するのはフェアじゃないけれど、この手の検索サービスにとってはいかに必要な情報を簡単に正確(的確)に提供するかということが重要だと改めて実感しました。ZAGATも、もう少し絞り込んで、Michelinのように店舗数を絞れば面白い読み物になるのかもしれないけれど。 レストランガイドって、内容や種類もたくさんあるけれど、毎日食べるものだけにその需要は大きいと思います。そんな中でビジネス展開するのには、もう少しいろいろと気配りが必要なのかも。

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