期待していたカーボンナノチューブでの物理学賞は駄目でしたが、意外なことに(といっては失礼か)化学賞ではお二人が受賞。ただ、30年前の発明が今になってと言うのは、どういう理由なんだろうかとちょっと疑問。理系だけど、化学系は苦手なんだけど、何となく説明を聞くとなるほどと理解は出来る程度(笑)。でも、30年経っても未だに主流の技術として使われているのは凄いですね。
で、過去の受賞者へのインタビューがいろいろ登場したんですが、驚いたのが島津製作所の田中さん。しばらく見ないうちに、頭が真っ白に変わっていたけれど大丈夫なんだろうか。年齢的には自分よりも一つ年上なので、白髪があるのは不思議ではないけれど、以前ノーベル賞を受賞した時(8年前)には、まだ真っ黒な髪の毛だったのに... あの後、急に時の人になり、社内的にも一気にフェローになったから、心労とかプレッシャーとかで... とつい邪推してしまう。実は、今回受賞された、鈴木さん、根岸さんの話よりも、あの田中さんの変わり様の方に驚いたし注目したというのは内緒です(笑)。
これまでの受賞者の業績を見てみると、大体1980年代の業績が多いですよね。良い・悪いはあるかもしれないけれど、高度経済成長で、経済的にもどんどん伸びていた時期だし、それだけいろいろなことが出来た時代。それも、1990年に入るとバブルが弾けて不況になったり、その後も低迷していることから、これからは日本からの受賞者は減ってくるんでしょうか。ノーベル賞が全てとは思わないけれど、そうやって評価されるくらいのレベルの研究や実績がどんどん出てこないと、ますます日本の経済も産業も厳しいでしょうね。"ANIME"、"MANGA"、"OTAKU"で、ノーベル平和賞とかくれないだろうか(笑)。
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