2010年10月12日

パーソナル化とカスタマイズ

PC Watch、元麻布春男氏のコラムより、CEATEC 2010で登場した展示品に関しての話題。3Dテレビに関しては、今の技術上避けがたいとは言え、専用のメガネが必要な限り一般家庭での普及は厳しいと思いますね。映画「海猿」の宣伝映像の時だったかな、感動して涙を拭いている様子が画面に映ったんですが、その為にはメガネをズリ上げて拭かないと行けない。正直、ちょっと滑稽な姿でした。裸眼で3D映像が見える技術は、まだ大型化と低価格化に時間が掛かりそうだけど、記事にも書かれているようにコンテンツ不足も含めて、ちょっと普及するタイミングが無いように思います。特にコンテンツに関しては、例えばスポーツコンテンツにしても、今のようにスタンドやサイドラインから撮影するんじゃなくて、戦士一人一人に小型カメラを付けて撮影するとか、大変革しないと3Dのメリットは無いように思いますね。となると、クライアント側に入るテレビ岳じゃなくて、スポーツのルール改正も含めて考えないといけない。

個人的に一番面白いなと思ったのは、記事の中盤あたり、スマートフォンやインターネットTVに関して「プライバシー」「パーソナル」の塊という話。特にスマートフォンや携帯デバイスに関しては、常に身につけて持ち歩くというライフスタイルが今後普通になると思うので、となると本体のサイズに関しても今のiPadまで大きくなると邪魔だし、ある程度小型化しつつ、解像度を上げて表示される情報量を増やすとか、さらに工夫が必要そう。そういう状況になれば、今のiPodやWalkmanがそうだと思うけれど、どんどん個人の好みにカスタマイズされていくので、他人が使っても面白くない、意味がない状態になりつつありますしね。最近では、iPhone/iPodのiOSに、GoogleのAndroid、またMicrosoftも参入してきていて、プラットフォームに関しては混線状態だけど、「何を使うか」ではなく「どう使うか」という視点で見ていくと、次のデバイス世代では日本メーカー・日本製品がリード出来るチャンスにもなるかも。

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