余り注目されていなかった、北海道5区の衆議院議員補選。すでに比例で当選している議員が、それを辞職して立候補するという行為は、仕組みとしてはありとしても、道義的にどうよと思うけれど、まぁ今の与党の状態を見ていれば、かつ前職が辞職した理由を考えれば、よほど酷い候補でない限りは野党候補が当選するよなぁ。
やることなすこと墓穴を掘る感じで、どんどん自民党の劣化コピー化している民主党にとって、唯一のヒット商品が「事業仕分け」なんだけど、これだって結局「仕分ける」だけでその後の仕分けて無駄を省いてそれをより有益な事業や政策に回す、ところまで行かないから、早くも飽きられているし。
古い習慣を打破して新しい血を入れる事は必要だと思うけれど、ビジネスでもそうだけど、そういうときに「経験」とか「蓄積された知識・情報」とか「構築された関係」とかいう資産まで捨ててしまうことが多々あります。勿論、全部が全部有益な訳ではなく、「経験」の中には「世襲・硬直化」もあるだろうし「地区制された知識・情報」の中には「密約・裏取引」もあるだろうし、「構築された関係」の中には「談合・天下り」もあるかもしれないけれど、それだけじゃないことも確か。世代交代も良いし、人心一新も良いけれど、問題なのはその時点で"All or Nothing"を選択するのではなく、"Good or No Good"の選択を正しくすること。期待感でここまできた与党も、そろそろ自らの限界を認識して大なたを振るわないといけませんよね。
まぁ、でも、こういう軽い人がまだ自分が「影響力行使者」だと思ってぐだぐだしているうちは駄目だろうな...
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