2010年10月6日

転ばぬ先の杖

結局「行った」という既成事実だけで終わると思ったASEMで、何とか「接触」を果たし一応面目は保った形にはなりました。でも、肝心の時に日本側に中国語通訳が居なかったというお粗末。かたや中国側は、ちゃんと日本担当者を急遽参加メンバーに入れるなど、ある程度下準備をしていたのに対して、これは大きな失敗でしょう。

勘ぐれば、先の細野氏の隠密北京訪問の時にある程度の「演出」は出来ていたのかもしれないけれど、それならそれでますます不味い「準備不足」。 本来は参加する予定が無かったのに、わざわざ国会を中座してまで予定を変更して参加した目的はなんなのか、本当に菅首相は分かっていたのか凄く疑問です。

例えば仕事に当てはめて、お客様(=中国)とのミーティングセッティングされていた時。元々の議題は自分に関係ない話であっても、諸々の状況や雰囲気から「今問題になっているあの話題は出るかもしれない」と思えば、無駄になるかもしれないと思いつつもバックアップ資料や、事前情報の収集といったことやるはず。ミーティングでなくとも、何かの会合、パーティ、といったイベントでも、もしかしたらという期待があれば、それなりに下調べくらいはするでしょう。誰がどのようにお膳立てするのかは分からないけれど、いざ海外旅行に行こうと成田に到着したら、パスポート忘れた見たいな失態だと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿