2010年9月12日

Day 19 - 9.11

9.11の夜、CNNのLive放送で飛行機がWTCに突入するのを見たのが、もう9年前ですか。先日行ってきたNew York旅行でも、このWTCの跡地を訪れることが自分なりに大きな目標の一つでした。自分の身内が事件に遭遇したわけでもないし、直接的・間接的に自分が関わったわけではないけれど、TV経由とはいえビル突入の瞬間の映像は未だに衝撃的です。トラウマとは言わないけれど、何となく心のどこかに残っていた何かが、何となく今回の訪問で薄くなったような気がします。まだ「消えた」とは言えないのは、やはり工事中のあの場所の様子が、まだ事件を想像させるからなのかな。新しい"1WTC"が出来たら、また行ってみようかと思っているけれど、新しい何かが出来たから以前の事が消えるわけではないんですよね。

今朝のニュースで、WTC跡地での追悼式の様子を流していましたが、今現場近くにイスラム教のモスクを建設する是非が問題なっています。今回宿泊したChelseaのホテル近くにもモスクがあって、実際に中で礼拝している様子とか外を歩いているときに見たんですが、日本ではちょっと想像できない位すでにアメリカにも根付いているんだなと実感しました。イスラム教じたいが悪いわけではないし、その信者が悪いわけでは無いけれど、事件の当事者にとっては感情的にまだ折り合いがつかない話だろうなと感じます。フロリダの牧師によるコーラン焼却話は無くなったようですが、そうやってちょっとしたことが積み重なって、新たな争いの火種がどんどん大きくなるんでしょうね。一歩踏みとどまる、引く、という大人の態度が必要何だけど、それが出来ない・やらないのが国際関係とも言えるし。来年は、10年目の9.11。一つの区切りに、何か前進があればいいと思うけれど。

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