ここの所、XPからWindows 7環境に移行し、それにつれて何度もリカバリーをしてセットアップを繰り返しているわけですが、ここで問題になるのはどのように過去環境を継承するか。単にHDDを換装するだけなら、以前の環境を丸ごとバックアップしておいて、それを新しいHDDにクローニングするという方法もありますが、今回のようにOS環境が大きく変わる場合にはそういう手段は使えません。もうパソコンを使い始めて20年以上経っているので、その間にいろいろと経験則も蓄積され、結局一番確実なのは個人データ専用のドライブを作り、そこにデータを溜めていき、いざというときはその区画だけでもレスキューできれば最悪何とかなる状態にすること。ノートブックPCの場合には、基本的にHDDは一つしか入らないからどうしても同一HDD上に区画設定をしてデータ用のドライブを準備しないといけませんが、複数のHDDが使用可能なデスクトップ機では、必ず物理的に一つのHDDをこのデータ専用ドライブとして過去連綿と使い続けてきました。もちろん、一部設定値やデータはどうしてもシステムドライブの中に残るので、それは原始的ですけど時々マニュアルでデータ用ドライブの専用のフォルダーにバックアップすることで凌いでいます。
今回もそんな方法で特に大きなトラブル無く作業は進んだんですが、一つ困ったのがiTunes。ある程度環境設定が整ったところで、iTunesの母艦でもあるThinkCentre M57にiTunesの64bit番を初めてダウンロードし設定開始。これまでのように特に問題無く設定完了して、使っていたiPod touchを接続したところ、「このiPodは他のPCで接続設定されています」という切ないお知らせ。しかも、データドライブの中に入れてあるiTunesのライブリーを、そのディレクトリーを設定しても認識してくれません。あぁ、そういゃ、こういうときは何かおまじないが必要だったよなぁとしばらく思案して、やはりグーグル先生にお伺いを立てると直ぐにiTunesの移動方法の情報を発見。そうそう、移行先でライブラリーを設定したら、Shiftキーを押しながらiTunesを起動して新しいライブラリーを認識させないといけません。これで、これまでのデータが入っているライブラリーを認識させ、iPod touchも認識去れ、無事にデータ同期も完了。新しいOS環境での使用環境が整いました。で、接続したとたんにiOS4のアップデートが落ちてきて焦りましたが(以前iOS4の更新でトラブったので-笑)、これも以前の経験を生かして、いったん保留状態にしてiPod touchの同期とNike+のデータがすべて転送済みなのを確認してから、もう一度OSのアップデートを選択してiOS4.0.2への更新完了。何か機能修正とか追加があったのかと思ったんですが、脆弱性に対しての対応みたいですね。
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