2010年8月18日

7/11、交通系電子マネー導入

昨日のiPhoneのおサイフ化に続いて、同じ電子マネー系の話題。7/11が交通系の電子マネーをいよいよ導入するという記事。7/11が電子マネーを始めたときは、自社で発行するnanacoだけで、その後QuickPayが追加されて長い間そのままだったけれど、最近はEdy、iDとどんどん提携を広げています。多分察するに、7/11としては、その店舗網と顧客数でnanacoを一気に電子マネーのメジャープレーヤーにする・なる、という思惑があったんだろうけど、Suicaと比べるとちょっと見劣りするのも事実。実際普及状態を見ると、発行枚数は1,000万枚の大台を超えているけれど、ライバルである同じ流通系のWAONの後塵を拝しているし、PASMOよりも少ないんですね。もっとも、これは以前も書いたけれど、交通系の電子マネーの場合、日々の通勤・通学にも使うので、その点有利なのも確か。

WAONの導入を見ていて思ったのが、自宅近くのモールでもWAONの取り扱いを始めたとき、Suica/QuickPay/iDも同時に扱っていたんですよね。あれって、今にして思うと「イオンモールで電子マネーが気軽に使える」という、ユーザーの意識をすごく下げたんじゃないかと。で、そのうちにWAONなら何%割引とかいうキャンペーンが始まり、顧客の移動がかなりあったんじゃないかと思うんですがどうだろう。もちろん、nanacoとWAONを比べると、nanacoの方がいろいろ制限が多いウニも感じるので(当初、現金でのチャージのみなんて論外だと思ったし)、その点もあるかと思うけれど、7/11としてもちょっとてこ入れが必要と最近では感じているのでは。

自分自身、電子マネーは都内移動用にいちいち切符を購入するのが面倒なので、まずはSuicaから入り、その後VISAカードを入手してiDを使いだし、さらに地元浜松ではSuicaは当時イオンモール以外では使えなかったので、仕方なくEdyも使い出したという経緯があって、まぁ三種類を使い分けているけれど、SuicaはほんとJR/新幹線/私鉄と駅構内でお弁当とか買うときだけで、日々の買い物は大部分がiD。すでに7/11でもiDが使えるので、正直今回の交通系電子マネー取り扱いはそれ程大きなニュースではないけれど、でもこうやって導入数が増えて、各電子マネーがどこでも使えるような共通の端末とかPOSが普及してくれることが一番うれしいかも。いろいろ理由はあるんだろうけど、今電子マネーを使おうとすると、本来のPOSとは別のターミナルを操作して、さらに電子マネーを選択してからタッチしたり、三つも四つも電子マネーリーダーが並んでいて、どれにタッチすればいいのか迷ったりと、細かな部分での不満がだんだん出てきています。あのあたりの使い勝手が、もうちょっとスムースに簡単になればユーザーとしては嬉しいんですけどね。影響力が大きいと思われる7/11が手を広げくれたので、そういう部分で端末メーカーさんにがんばって欲しいな、と(笑)。

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