2010年7月28日

日本に来る目的

政府観光局が行った、日本を訪れる外国人観光客の目的地・目的調査。新宿がトップというのは、やはり量販店が多いことや、大きな繁華街が理由なんでしょうね。四位に大阪市が入っているけれど、大阪のあの独特の猥雑感みたいなものは、結構海外の人には受け入れやすい雰囲気じゃないでしょうか。旅行目的で、六割近くが「食事」と言うのも、ちょっと凄いですよね。例えばUSに旅行に行くときには、結構多くの人が「ステーキを食べたい」と思うだろうし、あるいは「ハンバーガー」とかも思い浮かべるかも知れないけれど、でも半分以上が食べる目的と言うことは余り聞きません。精々、フランスとかイタリアあたりならまだ納得出来る気もするけれど、やっぱり旅の目的で大きいのは、景色景観とか歴史ある建物と言うのが昔は定番でした。最近では、色々情報が豊富だから、単に美味しいとか有名と言うだけじゃなくて、その土地に行かないと食べられないものやその時にブームになっているようなものなんかに興味が集中しているのかも。もしかしたら「ショッピング」の中に含まれるのかも知れないけれど、アニメやマンガ目的という項目で調べたらどの程度の割合になるんでしょうね。

旅行目的で日本の食事がトップで思い出すのが、何年か前に何人か中国から仕事で長期出張していた人がいたんですが、彼らが異口同音に言うのが「日本のご飯(=お米)」が美味しいと言うこと。ふっくらして甘くて、我々から見たら、普通の食堂とか居酒屋の何の変哲もないご飯を美味しいと言って食べて、さらに中には秋葉原でお土産代わりに日本の炊飯器を購入して帰国する人も。日本では食糧自給率の問題が声高に言われているけれど、こういう観光事業と組み合わせて日本の食事を守りつつソフトパワーとして活用すること桃しかしたら可能なのかも。

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