ちょっと前に出ていた話だと思うので後追い記事かなと思うんですが、ANAの新しいサービス"Meal on Demand"(勝ってに命名)がトラブル続出でサービス停止という話。新しいシステムで使い方が分からないというのは、まぁ仕方ないとして、ビジネスクラス50名近い乗客に、好きな物を好きな時間にサーブするというのは、かなり無理があると思う。せいぜい、ファーストクラスの10名程度の乗客に対応するなら可能だろうけど(料金も高いから、それだけ余分に食材も搭載出来るし)、50名が私は××、こっちは○○とか言い出したら、そうでなくてもわがままなお客様が多いだろう日系の飛行機では(笑)。
長いフライトの中で食事の楽しみって結構大きいとは思うものの、今回のように何でもかんでも自由というのは、理想ではあるけれどかえって無理が生まれて不便だと思いますね。それよりは、ある程度時間帯を限定してその中で食事の組み合わせの自由度を高くするとか、幾つかの航空会社ではやっているけれど、バーコーナーみたいな場所を作って軽食や飲み物は自由に摂れるようにするとか。私なんかは、最近では最初の食事が終わるとすぐに寝てしまうパターンなので、周りが静かなのが一番なんですけどね。乗客一人一人、快適と感じるサービスには差があるけれど、それを提供するにはそれなりの制限がある環境ではある程度内容を最適化して、規律の中での自由度みたいなものが必要なんじゃないかと感じますね。
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