2010年4月27日

光と無線

ITmediaの記事から、ソフトバンク・孫氏、楽天・三木谷氏の対談の様子。内容的には「なるほど」と思う部分も開けれど、このお二人の名前を聞くだけで何か「胡散臭そう」と感じてしまう自分って(爆!)。確かに、銅線配線を光配線にというのは良いと思うけれど、今はもう一歩進んで、バックボーンはもっと高速な光配線にして、ライトワンマイルはもっと手軽にアクセス出来る無線LANを展開してくれないだろうか。もっとも、それはSoftbankにとっては死活問題になりそうだから、決して孫さんからは言わない話なんだろうけど。

いゃ、WiMaxだろうという話もあるんだろうけど、すでにそれなりの規模に展開されている無線LANと結構重複するWiMaxを二重に持つというのはユーザーとしてもちょっと負担。でもGoogleが一部の都市で展開しているように、自由に無線LANを使えるような地域が出来れば、海外からの観光客誘致にもなると思うんですよね。例えば、まだ知名度的に今一つの観光地があったとして、その中で風光明媚な場所とか何かいわれのある史跡のある場所に無料の無線LANサービスがあれば、観光客がそこからダイレクトに写真をアップしたり、Twitterで感想を書き込んだり、ということが生まれやすくならないだろうか。

個人的には、アナログ放送を停波して地上デジタルの設備に投資するくらいなら、それこそその費用で全世帯にFTTHを引いてしまえという意見なんですが、それも数年前の話。今は、日本中に基地局を設置して、どこからでもワイヤレス接続出来るようにして欲しいと言う気持ちの方が強いかも。公衆回線、ADSL、光と比べると、スピード的に圧倒的に光が有利だったけれど、今の光は殆どの場合100Mbps。方やワイヤレスでも、その半分くらいは提供されている時代、光のメリットって気軽にどこからでもアクセス出来るワイヤレスに比べると、逆に劣っている雰囲気すら感じます。

例えば、今の固定電話の代わりに、高速で動画配信も出来る「光電話」を施設してくれと言うのと、何処でも使える「無線電話」を施設してくれというのと、どちらにユーザーとして魅力を感じるか、と質問を替えてみるとユーザーとしての嗜好はかなり後者に傾くんじゃないかと思うんですけどね。

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