2010年4月27日

Bye bye Floppy

国内フロッピー最大手のSONYが、フロッピーメディア販売から撤退するという記事。記憶媒体は、パソコン黎明期とでも言うべき1990年代にはいろいろな種類や容量のものが登場して、今にして思えば面白い時代でしたが、最近ではUSBメモリーがその地位を奪った感じですからね。先日も16GBのUSBメモリーを購入しましたが、有名メーカー品なのに6000円ちょっと。ほんと一瞬桁を一つ間違えたかと思ったし。でも、DOS時代は、あの1.44MBのメディアの中に、OS(=DOS)は入っていたし、FEPも入っていたし、日本語表示も出来たし、そこそこ使う分には十分間に合ってましたからね。丁度DOS/Vが日本でブームになり始めるころ、日本語環境を構築したメデイア1枚を持参してUSに出張に行き、向こうのPCをそれで起動して日本語ファイルとか作ったのは懐かしい思い出です。

ただ困るのは、確かにフロッピーの需要は殆ど無い状態で、今更フロッピーにデータ保存することもないだろうけど、これまで散々蓄積したメディアはまだ沢山残っている事。詰まり、新規メディアは無くなっても、旧来のメディアを使うためにFDドライブはこれから暫くは作って貰わないといけない。私もメデイアを幾つか保存しているので、未だにUSB FDDを2台デッドストック状態で持っていますし。丁度、アナログレコードが作られなくなっても、膨大な過去資産を維持するためにアナログプレーヤーやレコード針が無くならない(無くせない)のと一緒ですね。パソコンに限った話ではないけれど、一端世の中でそれなりの地位を占めてしまうと、中々簡単に世代交代できないのは、物も人も同じようで。

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