2010年3月24日

次世代原子力発電

久しぶりに懐かしい名前「ビル・ゲイツ」なんていう文字を見て驚いたのに、その内容にさらにビックリ。東芝と共同で、次世代原子力発電開発をするというもの。しかも、自己資産数千億円を投入するという太っ腹な話に、もう一度ビックリ。今年は、メキシコの通信王でしたっけ、世界一の資産家の地位は明け渡したけれど、それでも自己資産数兆億円という大金持ちならば、数千億円位の投資は問題無いんだろうなぁ。

一時期「原子力」という言葉だけで敬遠されていた原子力発電だけど、最近の温暖化議論によって「必要悪」みたいな地位から「温暖化対策の切り札」みたいな地位にアップしている雰囲気がします。太陽光、風力、地熱、海洋などの自然現象を利用した発電では、安定し十分な電力を得られないため、どうしても工業的手法の発電方式に頼らざるを得ません。その中でも、水力発電はダム建設が必要で時間もかかるし、となると火力か原子力かということになりますよね。で、火力発電の場合は石油か石炭が必要なわけで、資源確保という点でも環境という点でも好ましくない。結局、安全性や日本人の感覚的にはちょっと抵抗があるものの、もっとも効率的な原子力発電に落ち着くしかないわけですよね。

あれだけ環境保護を訴えて、一次は原子力発電所の新規設置を止めたアメリカでもこういう方向に進まざるを得ないのは、ちょっと皮肉な感じが。もっとも、原子力発電を支える技術も、東芝の「4S」など進んでいるのも理由なんでしょうね。昔のSFマンガなんかだと、家庭に1台小型原子力発電機があったりしましたが、地域ごとにミニ発電設備があるような時代が結構近づいているのかも。小型で高出力、しかも長期間メンテナンスフリーと言うことだと、過疎化地区対策にもなるかも。

あっ、でも、コントロールシステムにWindowsを使うのは止めて欲しい気がする... (マテ)

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