2010年3月9日

組み込みに織り込む

関西に組込ソフトの産学協同組織を作ろうという記事。関西には、パナソニック、シャープ、京セラ、オムロン等、関連する企業も多いのでこれまで無かったのが不思議なくらい。でも、今の組込ソフト開発って、オフショア開発が殆どですよねぇ。どういう形にするのか、あるいは何か新しい手法開発を中心にするのか。仕事の関係で、ちょっとこの分野も囓ったことがあるけれど、自分が学生の頃に言われていた「(ホストコンピューターの)SE使い捨て」みたいな話が、そのまま移ってきているような状況でちょっと驚いた記憶があります。

トヨタの事故じゃないけれど、今の車は勿論、携帯の組込ソフトすらちょっと昔のパソコンのOS以上のコードが詰め込まれているわけで、OSのBugの多さを考えるとちょっとぞっとしてしまうのも。まぁ、そういうことの無いように何重にもフェイルセーフシステムを組み込んでいるんだろうけど。今朝の地元紙・静岡新聞には、浜松・豊橋・飯田の三市で広域産業開発協力しようというような記事が掲載されていて、その中に以外だったけれど組込系とか宇宙開発なんていう話もあって驚いた次第。昔だと、中心となる大企業があって、その周りに周辺開発する城下町スタイルが普通だったけれど、今はネットワークや交通網も発達しているので、物理的な距離は余り問題にはならない。だから、可能性もあるけれど、同じ事はより低コストで人材投入可能な海外の拠点にもチャンスがあると言うことにもなります。

結局、そういう中で生き残り勝ち残るためには、コードの中にどれだけ思いなり意志を織り込めるかという、精神的な部分の勝負になるんだろうか。 そういう意味でも、最近の日本人にはちょっと不利かも...

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