2010年3月5日

テロップの出し方

ここ数日、先日のチリ大地震が発生し日本国内に津波警報が一日中発令されていた時に録画したビデオを見ているんですが、どの放送局も同様に表示している、画面右下の日本地図に津波警報の状況を表したものと、時々画面上に表示される津波情報の表示が酷いですよね。「酷い」という意味は二つあって、一つは肝心の津波情報が、下に表示されている本来の放送画面と被ってしまって細かい部分がよく見えます。もう一つは、その逆で、津波情報のスーパーインポーズが肝心の放送画面を隠してしまい、何を放送しているのかよく分からない場合も。

自分は地デジ放送を見ていたので、例えば画面を分割するとか出来なかったんだろうか。データボタンを押すと、周りにフレームみたいな物が表示されて補助情報とか表示されますが、あんな感じにした方が良かったんじゃないのかと思いましたね。アナログ画面なら、選挙速報の時みたいな、画面を右上に少し縮小して、下とか左端にテロップを流せばいいし。

アメリカの番組だと、画面を右上に少し小さくして、"L"字型にテロップのエリアみたいな部分を準備してそこにどんどん情報を流すけれど、放送局で統一して非常時のテロップの出し方みたいな物を決めればいいと思いますよね。本来尊重されるべき、オリジナル番組の意図も伝わらない、本来正確に伝達しなきゃいけない重要情報が伝わらない、結局誰にとっても利益にならない放送になっちゃったなと、今更ながら録画した番組を見て感じました。デジタル放送にする意味の一つに、そういうこともあるんじゃないかと思いますね。

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