いよいよ最終段階になってきたJALの問題ですけど、アライアンスはスカイチーム移籍がほぼ確定的な様子。しかも、今年の4月に移籍なんていう記事もあり、そんなに早く準備できるのか、とちょっと驚き。COがスタアラに移籍する時も、あの時はNW-DLの話に依存していた事もあって時間が掛ったけれど、システム移行時には色々トラブルがあるかもしれませんね。で、DL/AAそれぞれがオファーしている資金援助は受けずに、再生支援機構の援助のみで再建するようだけど、このアライアンス移行の費用も決して少なくないはずなんですけどね。でも、移行したときの予想利益が150億円位で、ワンワールドに残る場合の50億円よりも3倍くらい違うということなので、数年で元は取れるという計算だろうか。
ただ、どうなんだろう。DL/NWって国際線も2クラス運用じゃないですか。JALは、日本のフラッグキャリアーということもあり、やはりファーストクラスのサービスは上位顧客維持の重要な要素だと思うんだけど。勿論、欧米戦でも残る路線はあるだろうし、そこにはJALの今の機材で、多分777系は残すんだろうけど、3クラスのJAL機材じゃなくて2クラスのDL/NW機材の共同運航便に振替えられるならANAへ、という流れも結構ありそう。それに、もともとFFP会員が多いDL/NWですから、特典やアップグレードに関しても、これまで以上に厳しくなるかも。
直接的影響は、スタアラな自分にはないかも知れないけれど、間接的にはANAを通して影響するかもしれませんね。例えば、JALの減便、サービス低下をいやがってANAに乗換、結果的に座席の確保やアップグレードが今より難しくなったりとか。一番困るのは、ライバルアライアンスのサービス低下にスタアラも追随することで、厳しい営業が続いている航空業界としては、これ幸いとならないように祈っているところです。
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