2010年1月9日

シーシェパード

南極海での日本の調査補下を妨害しているシーシェパード。ちらっと衝突時の動画を見ましたが、どうひいき目に観ても「特攻」してきたような当り方ですよね。あれだけ鳴り物入りで投入した高速艇をこんな使い方をするのはもったい無い気もするけれど、まぁしーシェパードにしてみれば騒ぎ立てる理由が出来ればどうでも良いことなんだろう。

個人的には、小学校の給食で「鯨肉の大和煮」にはお世話になったし、それなりに日本文化の一つだと思うので残しては欲しいと思いつつ、もう少しやり方があるんじゃないかとも思う立場ですが、それでもどう見てもこのシーシェパードのやり方が正しいとは思えない。少なくとも日本の調査捕鯨に関しては、IWCで認められてそれに沿ったルールで行われているわけだから、意義があるならばその場で言えば良いことで、それを無視して実力行使をしてあまつさえ適当な宣伝をして扇動しているだけのどう見ても"Trickstar"、というかそれ以下だよなぁ。

で、その大破した高速船も、結局本来彼らが「守る」と言っている南極海に廃棄したみたいだし、可能ならば日本が遺棄船として確保して証拠物件として押さえられないんだろうか。海中に散らばったボウガンの矢等何点かは回収したみたいですけど。これまではシーシェパード側の情報戦にかなり負けていた印象のある日本ですが、流石に最近では写真や動画での情報発信でも負けないようになり、これまでのように一方的に相手側からの映像で不利な印象になる事は少なくなっていますが、発言量に関してはまだまだ足りない感じ。勿論、相手側は嘘も本当も分らないような事を声高に言い立てるだけなので、こちらもそれに合わせて大声で叫ぶ必要はないけれど、もっと発信する情報は増やした方が良いように思いますね。その分、関係者の負担も増えるかも知れないけれど、言ってみればもう捕鯨の是非を論じる段階ではなくて、日本の日本人としての存在意義に関しての話になりつつあるように感じる、この一連の事件です。

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