2008年4月1日
新年度
今日から四月。日本的には、新年度・新学年が始まるスタートの日。今年高校を卒業した姪の進路が心配だったんですが、地元の専門学校に入学が決まったと言うことで、昨日から私の両親(彼女にとっては祖父母)の所に遊びに来てくれました。入学式は来週になってからだそうで、つかの間の春休みのようです。
この時期「あぁ、季節の変わり目だなぁ」と感じるのは、平日の昼間に子供の姿をよく見かけるようになることとか、テレビの番組が特番中心の臨時編成になりあるいは新番組がスタートしたりする様子が見られること。今年は、さらにガソリンの暫定税率撤廃に伴う価格の変更などもあり、何時も以上に騒がしい新年度のスタートのように感じます。「騒がしい」と言えば、こういう月初め特に年度初めは組織変更とか人事異動のタイミングで、今朝もこのエントリーの前に会社のメールとか社内Webを確認したんですが、特に何の変更も無し。変化がないのが良いのか悪いのか分からないけれど、特に何事もなく新年度はスタートしたみたい。
「新年度」と言っていますが、会社によって会計年度が違えば、1月1日が新年度の会社もあるだろうし、7月1日が新年度の場合もあるだろうし、でも、やっぱり日本人だからでしょうか、4月1日がいつも「新年度」という気持ちに変わります。そういえば、最近は企業の入社式も秋口に開催されたり、学校の入学式も秋にある場合もあるし、もう古い世代の人間としてはちょっとなじめない部分も。一律一様にみんなでスタートするというのが、如何にも日本人的な想いだったんですが、最近はそういうこともあまり気にされなくなりました。個人的にはちょっと寂しい気持ちもするんですが、よくよく考えればそうやって新しい物を取り込んで自分の中で咀嚼して「日本的」な物を代々生み出してきたのが「日本人」。あと二十年もすれば、「毎月が新年度」なんて時代になるかもしれないし。
でも、「春=新しい事のスタート」という気持ちは、まだまだ日本人の多くの人が持ち続けている共通概念じゃないでしょうか。それは、自然の芽吹きが春から始まることが変わらない限り、気持ちの中でも変わらないんじゃないかと思います。あるいは「温暖化」で「冬」なる季節が無くならない限り...
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