2008年1月31日

マイナースポーツ

一昨日、昨日と、注目が集まった男女ハンドボール。結果は残念なことに強豪韓国に男女とも負けてしまい、オリンピック出場は今後の世界最終予選まで持ち越しになりましたが、多くのハンドボールファン獲得には貢献したんじゃないでしょうか。私が初めてハンドボールなるスポーツを知ったのは、確か中学校の時。地元浜松はサッカーが盛んな土地柄で、これはもう小学校前からボールを蹴っている土地柄。そんな環境で育ったので、「ボールを持って、走って(歩数制限はあるけれど)、投げて良い」というルールは新鮮というか斬新というか。でも、あのスピード感は当時知っていたスポーツの中には無いものだったし、子供心にも非常に面白いスポーツだと思いましたね。 アメリカンフットボールも、日本ではいわゆる「マイナースポーツ」の範疇に入ると思うんですが、昨シーズンは川崎市でワールドカップが開催された事もあってか、これまでより多くの方がリーグ戦観戦してくれました。我らがBigBlueの試合では、鹿島戦とON-SKY戦が、Xリーグの観客動員No.1とNo.2の試合になりましたし、一試合あたりの平均観客動員も2000人を超えていますから、そういう意味では応援してくれるファンの方が多いと言うことをいつも感謝しています。 チームが強い、有名な選手が所属している、という事もファン獲得には重要なんですが、それ以上にチームスタッフ一人一人の地道な活動が無いと固定ファン獲得には結びつきません。職場の先輩後輩、友人、ご家族、そういった人がさらに周りの人を誘ってスタンドを埋めてくれる。そういったファンの方とグランドにいる選手やスタッフが、試合の中で一体感を感じる瞬間が何度かあります。そういう機会を、少しでも増やして、フットボールに興味の無かった人にも「見て楽しむスポーツ」を体験して興味を持って貰えたらと思っています。BigBlueをはじめ、多くのチームが試合以外でのイベント(練習見学会とかチームでのレクリエーションとか)を開催して、少しずつでもファンの開拓をしようと努力しています。来月から多くのチームが2008年シーズンのスタートを切るわけですが、一人でも多くの人がフットボールの魅力を感じていただけたら、といつもこの時期思います。それは、単に「マイナー」と呼ばれるスポーツから「メジャー」にステップアップしたいという単純な理由ではなく、そのスポーツが魅力ある素晴らしいものだから多くの人にもその魅力を感じて欲しい、という素朴な理由から。「マイナースポーツ」は「マイナー」だからこそ、まだまだ知られていない魅力も一杯詰まっているんだと思います。フットボールを含めて、この機会にいろいろなスポーツに対してちょっと目を向けて貰えたらと今回のハンドボールの試合を観て感じました。

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