2011年2月8日

NRT-BOS-HNL (16) - 帰国の長い道 (3)

SFOでのNRT行き(UA837)乗り継ぎは4時間位あったのですが、一番の心配事は寝過ごして乗り過ごすこと。RCCをはしごしても決してアルコールには手を出さず、何とか長い待ち時間を過ごしました。旅行最後のSFO-NRTの搭乗口は、ターミナルGの一番奥に近いG102。10:52から搭乗開始とのことなので、少し早めにRCCを後にしました。

このUA837、成田経由の台北行きだからでしょうか、ちょうど春節前と言うこともあり、いつも以上にアジア系の人が集まっている雰囲気。中には、おそろいの黄色いチョッキみたいなものを着た小学生くらいの子供達の集団がいて、なんだろうと思ったらそのチョッキの背中に学校名が書かれていました。その文字が繁体字だったので、台湾の学校の何か行事なんでしょうね。
で、2F(?)の通路からエスカレーターで搭乗口のある1F(?)に下りて、そろそろ人が並び始めた優先搭乗の赤いカーペットに私も並んで待っていました。私の前には、多分80歳を超えている、小柄でとっても品の良い雰囲気のご婦人。で、「あと5分位だな」と思ったところで、このご婦人の左横にすっとやはり小柄で70-80歳位のアジア系の男性が並びます。私は一瞬、このご婦人の旦那さんかなと思ったんですが、このご婦人が怪訝そうな顔をして「並ぶんなら後ろですよ」みたいなことを英語で言っています。この時、私の後ろにそれでも10人以上が並んでいたのかな。で、この男性氏"No problem."みたいなことを言うんですね。どうも承知の上で列に横入りしようとしているらしい。

で、ご婦人が再び「ちゃんと並びなさい」みたいな事を男性に言うと、なんとこの男性、ご婦人に対して"1K?"と聞いてきます。どうも自分はMP 1Kだから良いんだ見たいな事を言いたいらしい。これでご婦人の後ろにいた自分がカチンときてしまい、おもわず"Gentleman (半分嫌み), we have been waiting on the line.  You should go to the end of line."と口を挟んでしまいました。とすると、この男性氏、今度は私に向かって"1K?"と聞いてきます。ここで一瞬考えたのが、自分が"Yes, 1K."と言った後で、"I'm GS."とか言われたら負けるかな(笑)と思ったんですが、多分GSなら最初からそう言うだろうと思い直して、"Yes, I'm an 1K member.  You must go there(と後ろを顎で示す)."と言うと、何かニヤリと笑って後ろの方に歩いて行ったんですが... で、前のご婦人が、全く困ったものねという感じで苦笑いみたいな表情でこちらを振り返り、お互いに不愉快な気持ちを共有したところで優先搭乗が始まりました。

ここで思い出したんですが、このやりとりの前にこの男性氏、チェックインカウンターで何やら揉めてたんですね。並んでいるときに前を向いていると、自然にカウンターの光景が目に入ってくるんですが、この男性氏、最初何か女性スタッフとやり取りをして一度カウンターから離れるんですが、別の女性スタッフがカウンターに入ると、またその女性スタッフと何やら話をして、どうもどちらも最後は追い払われるような雰囲気でカウンターから離れていきます。想像ですけど、アップグレードをリクエストしてたんでしょうね。で、満席でそれが出来なくて、それなら少しでも早く中に入ろうと、多分一番組みやすいと思ってこのご婦人の横に並んだんでしょう。並んでいる優先搭乗の列は、先頭からずっと大柄な欧米人が10名位並んでいたし、ご婦人の後ろは多分何も言わない(言えない?)日本人みたいだし、みたいな(笑)。で、そのご婦人からクレームされて、さらには日本人からも"You should"とまで言われて、予想外の反撃にばつが悪かっただろうと(笑)。

まあ、これほど図々しくてあからさまな態度を見たのは初めてでした。それも、高々UA MP 1K程度の権威を嵩に懸けて来るなんて、正直後から笑ってしまいました。UA MPのTriple MMのGSなら尊敬して前に入れてあげるけれど(爆!)。この後機内に乗り込むと、ご婦人は同じキャビンの通路を挟んだ反対側に座られたようでした。で、私の横の席2席が前日まで空席だったので、もしかしたらさっきの男性氏が来るかなと半分戦々恐々と待ってたんですが、結局その後男性氏を見ることもなく出発となりました。Y+の何処かに座ったんだろうか。出来れば、あの小学生達と仲良く座ってくれていたら、少しは溜飲が下がるんだけど(これこれ)。(続く...)

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