2010年9月14日

NRT-ORD-NYC (17) - N.Y. Day 4 - High Line

42nd Streetの駅からE-Lineで南に下り、14th Streetで降りると、Gansevoort Streetを西に向かいます。今度の目的地は、昔の鉄道高架橋をそのまま「歩く空中公園」にしてしまった"High Line"です。

ちょっと寂しい、これから再開発しますみたいなブロックを幾つか抜けて、「本当にこの方向で正しいの?」と心配になる頃にやっとHigh Lineの端が見えてきました。バイブル(笑)によれば、混雑している時にはこのGansevoortの入り口しか開かないということなので心配してたんですが、土曜日の午前中ということもあるのか、それ程人影もなく、何の問題もなくHigh Lineに入ることが出来ました。
海(川?)が近いせいか、7~8m位かな、地上から上がっただけでも、かなり風が強く吹き付けてきます。端の両側には、2~3m位の雑木や草花が植えられているので、それもあってちょっと涼しい感じ。

上がってみると、結構観光客がいます。話し言葉を聞いていると、ドイツ語系の人たちが一番多いみたい。後は、スペイン語系やフランス語系の方々も。最初はアジア系の方には遭遇しませんでしたが、この後某大国の皆さんと遭遇することに。周りの景色を眺めながらゆっくりと反対側を目指して歩いて行きます。入って直ぐ見える、High Lineを跨いで立っているビル。最初からこういう構成だったんでしょうか。電車が走っていることから立っていたとすると、中に居る人はかなり五月蠅かったように思うけれど...
 こんな風に、細長いコンクリートブロックを並べるようにして、わざと隙間を作り、そこに「雑草」のように草花を配置していて、いかにも「鉄道廃墟」みたいな演出をしています。当然、所々には昔使っていたと思われる、レールなんかもあります。

高架橋の幅は10m位でしょうか。でも、歩く歩道部分は2m位で、残りは雑木や草花が植えられていたり、ベンチが置かれていて休める場所が沢山あります。実際、こごて本を読んでいる人も結構見かけました。この日は熱かったけれど、春・秋の季候の良いときならば、一日居ても飽きないかも。しかも、この後訪れますが、Chelsea Marketも途中で接続しているので、そこでテイクアウトしてここで食べるのも良いかも。
途中にある、木で出来た観客席みたいな場所。正面の部分にはガラスが填め込まれていて、そこから出ることは出来ないんですが、じゃぁその先に何かあるかというと、普通に道路が走っていて、時折車が通るだけで、何か舞台があるわけでもなし、特に景色がよいわけでも無し...

強いて思えば、目の前の道路を閉鎖して、そこで何かパフォーマンスをやる、ということは可能だと思うけれど、「なんでこの場所で?」という疑問はずっと残ったままでした。
High Lineの反対側は、金網で閉鎖されたまま。地図の赤い部分が、この場所を示しています。結構この先の工事も終わっているみたいなので、今年の後半くらいにはこの先まで後悔されるんでしょうけど。

まぁ、天気の良いときならおもしろいでしょうね。ベンチが結構あちこちにあるので、ほんとピクニック気分で出かけるにはいいかも。途中何カ所か地上からアクセスする階段があって、中にはトイレを併設している場所もありますから、そういう点でも便利。ただし、地下鉄の駅からは離れているので、その点はある程度覚悟しないと駄目かも。せめて、High Lineの両端と途中くらいにせめて1ブロック以内に地下鉄駅があれば良いんですけど、この先伸びてもどんどん地下鉄のない場所に行くだけなので、先に行ったBrooklyn Bridgeじゃないけれど片道で通過するくらいの予定で言った方が良いかも。まぁ、現在は短い距離なので往復しても問題ありませんが。

再び、High Lineを来た方向に戻りながら、途中の階段で下りてみます。(続く...)

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