とある法事の予定があり、親族へそのお知らせと出欠の有無を連絡して貰うために、往復葉書にその旨印刷をしたんですが、ここでちょっとしたプチショックを知ることに。以前同じ様な目的のために購入した、インクジェット用の往復葉書の用紙が残っていたので、これを使って印刷を始めたんですが、数枚用紙が足りません。そこで近所の家電量販店へ出かけて購入することに。
インクジェット用用紙のコーナーへ行き、目的の往復葉書サイズの用紙を探すんですが見つからない。だいたい昔は色々な種類が有った、普通サイズの葉書用紙もかなり減っている印象です。結局一件目の量販店(店舗はかなり大きいお店)では見つからず、別の量販店へも行ってみましたが、こちらにも葉書用紙は置いてあっても、往復葉書用紙は見つかりません。根気よく店舗を回れば見つかるかもしれないけれど、この後用事もあるので諦めて、近くにある郵便局へ行き、完成の往復葉書を購入してきました。これ、失敗したら交換はしてくれるけれど、郵便局へいか無いといけないのが面倒なんですよね。
数年前くらいまでは、葉書の印刷用紙って結構売れ筋だと思っていましたが、今回複数の店舗を回ってみましたが、どこも葉書のコーナーは縮小されていました。代わりにコーナーが大きくなっていたのが、荷物等の宛先ラベルの用紙で、目的別とかサイズ別とか、後はクロネコの○○便用とか、あぁ時代だなぁと感じました。時代という事を考えると、往復葉書のニーズが減ってきていることも理解出来るわけで、最近では出欠席の返事はオンラインでして貰うのが多分「常識」。少し前に姪っ子の結婚式の案内を貰い、その連絡が指定されたサイトに書き込む形式でしたが、うちの親などは「分からないから代わりにやっといて」と言われてしまい、この辺り過渡期だなぁと感じました。今では、スマホ利用でQRコードから簡単にできるようしてあげれば、高齢者でも何とかなる時代だし、わざわざ返信用紙を付けて送る必要はもうないのかも。
この時期になると、年賀状が話題に上ってきますが、年賀状自体発売枚数が激減していますからね。となると、何がしかの催し物のお知らせなんかもどんどんオンライン化しているし、お知らせのために物理的に「印刷物を送る」という行為自体、そのうち無くなるかも。未来に転送装置が発明されるまで、「もものを送る」行為は残らざるを得ないと思うけれど、連絡伝達目的での「葉書」とか「封書」は、どんどん減っていくんでしょうね。そういう世界に生まれたときから居た一人としては、ちょっと寂しい気がするけれど。だって、たまに部屋の掃除をしていたら、昔の恋人からの手紙が偶然出てきたりとか、忘れていた記念の手紙が見つかったりとか、何故か未練がましく捨てられない失恋のお手紙が出てきたりとか(笑)。そういう時間を巻き戻す力が、手紙にはある気がしますね。
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